地域文化とまちづくり

地域力とは何か?

その地域が生まれてから現在に至るまでにいろいろな地域資源が蓄積されています。
住居が形成され、田畑ができ、祭りや文化が創造され、産業が発展して住民が代々住み継がれて行くようになると、地域への関心が高まり愛着が生まれて来ます。住民の「まちへの愛着」の高さが地域力です。

蓄積された地域資源

①居住環境
きれいな空気や水、静けさ、良好な自然環境、街並み など
②コミュニティ 
親しい隣人、顔見知りの商店街、かかりつけ医師、見慣れた風景、住み慣れた日常会話がある町
③文化、教育、生活施設 
・歴史的な時間をかけて出来上がってきた地域の資源で寺社仏閣、縁日、生活相談などでそこに行けば半日楽しく過せるような場所や機能を有している文化施設 など
・徒歩や自転車で買い物ができ、安心して会話ができる市場などの生活施設
・町の駅舎のように人が出会い、集まり、待ち合わせし、町の情報も得られるような場所
・人が集まり、楽しめるような寄席や日曜学校など

地域の自治力

時代が刻々と変化する中、住民は自分たちが大切に思うものを守る為、時には行政と渡り合うことも必要です。
①自治会や町内会は地域住民で自主的に構成される基礎的なコミュニティです。
 地域の情報を共有し親睦イベント、安全・防災・福祉の町づくりなど多岐にわたる活動を行っています。
②特定目的のために結成される「まちづくり協議会」などは課題解決型のコミュニティです。
 多くは情報支援の為に行政と連携・協働しています。
③まちづくり構想・地域ビジョンの大切さ
自治会や町づくり協議会で大切なことは、住民手づくりのビジョンを持つことです。どのような街にしたいかというビジョンを共有することです。人口減少や高齢化という課題もありますが、防災対策などの身近な課題もあります。ビジョンがあって、共有することで行動するグループが生まれてきます。地域の自治力とはそのようなものではないでしょうか。

地域力の向上

① 私たちの周りには地域の資源が蓄積されています。その資源を使うか、使わないかは私たちにかかっているのです。地域のことを知り、再発見し地域にある資源を共有化しましょう。 
② 地域を良くしたいという愛着は課題を共有することで解決策を見つける大きな助けになります。一人の声は単なるボヤキですが、共有化すれば解決策に繋がり易くなります。
課題を認識し共有化して解決策を見つけて行動に繋げて行くためには、地域活動がし易い環境や仕組みが必要不可欠です。現在がそうでないなら、作り直すことも必要です。

地域への関心を高め、参加する力を高める事例

① 学校の空き教室を活用し、まちのサロンや高齢者在宅サービスセンターが運営されています。
② 近所の空き家を集会所として活用し、子供からお年寄りまでの交流、またコミュニティ・レストランを作った事例もあります。また、本を寄贈してもらって、まちライブラリーを開設した事例もあります。
③ 自宅を開放してのパン工房から子供食堂の開設に繋がった事例もあります。

余談 絵本について

皆さん、ほとんどの人が絵本を読み、子供達に読み聞かせを行った事があると思います。子供の時と自分が親になって子供に読む時は感じ方も意味も異なる事が多いと思います。そして今、高齢者になって読む時は、また新し意味を発見できる時でもあります。絵本には生きるという事の深い意味を含んだものが少なくありません。