血流改善と口腔ケア

午前中の講義でしたが、前半が血流改善、後半がオーラルケア(口腔衛生)のお話でした。

1.血流改善 

成人の血管の総延長は地球2周半もあるそうです。体の中に毛細血管が張り巡らされて健康な体の機能を支えているのです。
しかし、残念なことにこの毛細血管は加齢と共に少なくなる事が知られています。サラサラ血液の状態が悪くなり、運動不足で血管の末端まで血液を送る必要が無くなって末端の毛細血管に血液が届かなくなると退化してしまいます。血流を改善する事は長く健康な生活を維持する上で非常に大切なことなのです。

全身をめぐる血液の働き

「血のめぐり」は人の生命活動に重要な役割を担っています。リンパ、栄養、酸素等を運び、体温調節やキズの補修も担っています。血流の不良が原因となる体調不良は、頭痛、疲れ、腰痛、関節痛、肩こり、肌荒れ、シミ・しわ、乾燥肌等、たくさん知られています。

①姿勢&呼吸で自立神経を整える

酸素を多く取り込み、血流を改善することで自律神経のバランスを整えます。良い姿勢で、いつもより腕を大きく振り、歩幅を大きく姿勢を正しくして歩きましょう。
腹式呼吸 ゆっくり深く呼吸しましょう。良い姿勢:あごを引き、肩の力を抜いて、頭、肩、尻、ふくらはぎ、踵を壁につけた姿勢です。

②運動:ウォーキングで血流改善 

人間の筋肉の3分の2は下半身にあります。歩く、階段を昇る等軽い運動をする事で、血流が促進され体温も上昇します。さらに細胞を強化し免疫力もアップします。
余談ですが、歩かないと歩けなくなりますよ。頑張って歩きましょう。

参考 血流改善に良い食べ物

もち米、ソラマメ、玉ネギ、人参、ニラ、シソ、ネギ、ショウガ、ニンニク、羊肉、鶏肉、アジ、サバ、イワシ、エビ、ブリ、タイ など
おすすめは「ショウガ」皮ごとすり下ろしたショウガ汁をおしたし、味噌汁等に食らえる食べ方は手軽でおいしく摂取できます。

③身体の内側から深く温める

入浴:冬は40℃の温度で入浴すると副交感神経が優位になりリラックスに効果的です。42℃の熱めの風呂はシャキッとしたい時には効果がありますが、心臓に負担をかけるので注意してください。良い睡眠を得るためには体の深部体温が下がった時の布団に入るのが良いとされています。入浴は寝る1時間半~2時間前に入るのがお勧めです。入浴以外にも蒸しタオル、カイロ、腹巻、靴下等があります。

入浴の効果

①体を温める働きにより皮膚の毛細血管が広がり、血流が良くなり、疲労、コリ、痛みがやわらぎます。②体にかかる水圧の働きで血液やリンパの流れが良くなります。③浮力により筋肉や関節を休ませ、体全体の緊張がほぐれます。

炭酸温泉の効果

炭酸温泉の湯は毛細血管がCO²と取り込もうとするので血管が広がります。入浴後にストレッチをすると血管の柔軟性も改善されます。柔らかい血管は丈夫な血管でもあります。

蒸気温熱のすすめ

蒸気温熱は同じ温度でも速く、深く、熱が伝わります。血管が集中している首やふくらはぎ、お腹から腸を温める方法が知られています。また目の蒸気温熱も効果があります。毎日、蒸しタオル等を目の上に乗せて目の疲れをリセットする事が大切です。目の周りの血行が良くなり、蒸発を防ぐ為の油の分泌も良くなります。

血管年齢の改善 

健康寿命を延ばす為には血管年齢を若く保つ事が重要です。血液をサラサラに保つ食事を心がけ、定期的な運動を心がけましょう。毎日血管ストレッチを行えば血管年齢を改善できる事が知られています。運動をする為には筋肉維持も重要ですからタンパク質の接種も大切です。

2.口腔ケアで健康な体

日々の健康を支える口の働きは大切です。口の働きは「噛む」「飲み込む」ですが、体の中では消化吸収から栄養代謝により体内組織の維持、活性化から健康が維持されています。健康寿命にとって歯と舌は大変重要です。前歯が無くなると「サ行」の発音が言いづらくなるように、発音には歯と舌が大事です。さらに舌と唾液はものを飲み込む為に重要な働きをしています。口腔衛生という言葉がありますが、健康寿命を長くする為に日々のケアを大切にしましょう。

お口の働き

①歯:咀嚼、歯ごたえ、発音、表情  
②歯茎:歯を支える 
③舌:咀嚼、嚥下、味覚、発音 唾液:溶解、自浄、消化、緩衝、抗菌、粘膜保護、再石灰化等 口内を清潔に保っています。

8020運動

かなり前から言われている運動ですが、現在80%の人が80歳で20本以上の歯を残されています。大切さが意識されて結果だと思われますが、80%の人が歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏にかかっていると言われています。この病気は歯垢が原因です。歯垢は細菌の塊でこの細菌の毒素による歯茎の炎症です。またこの毒素は各種病気の原因にもなると言われています。★歯ブラシは月に1本交換しましょう。 ★1か月に1本持たない人は磨き方を優しくしましょう。

唾液の重要性

成人は1日1~1.5リットル唾液が出ると言われていますが、年齢と共に減少し特に何もしない時に出る量が減ってきます。唾液を出すための口腔体操がありますので、唾液を出す訓練をしましょう。唾液は自浄、消化、抗菌、歯の再石灰化など大切な役割を担っています。
唾液腺マッサージ 耳下線、顎下線、舌下線の三か所をマッサージする事で唾液の分泌を良くする事ができます。