いかいゆり子 先生の講座 「受講生による本の紹介」 でクラスのみんなが読んだ本の一覧です。
①なぜこの本を選んだのか? ②この本に何が書いてあったのか ③読んで思ったことを3分間で発表するのが課題でした。
各自の発表は2月14日、3月8日の2回に分けて実施されました。
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信長公記を歩く 大沼芳幸
信長公記に沿って歩きながら、信長が近江に本拠を置いた訳や目指したものを探っていきます。
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花の生涯 船橋聖一
思いがけず彦根藩主から幕府の大老になった井伊直弼の波乱の生涯を直弼側から描いています。
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道誉なり 北方謙三
近江に本拠を置く「ばさら大名」佐々木道誉の生きざまを描いています。
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湖の琴 水上勉
絹糸の生産地、北近江の風土を背景に、悲痛な女性像を浮かび上がらせ、哀しみと詩情をこめて描いた人間愛が、哀切な琴の音を響かせます。
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井伊直政 羽生道英
家康一筋に生き、徳川安泰の世づくりへ敢然と立ち向かった初代彦根藩主、井伊直政を新視点で描いています。
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燃ゆる甲賀 徳永眞一郎
江戸末期に起こった、近江天保一揆を描いたドキュメンタリー小説。近江聖人中江藤樹が集大成した陽明学の精神が生きています。
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わがふるさと近江1 徳永眞一郎 藤井真斎
神話・伝説の宝庫、近江の雄大な自然を背景に歴史と文化を辿っています。
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虹いくたび 川端康成
琵琶の湖面に浮かんだ虹のはかなさ美しさにも似た三姉妹の愛と命の哀しみを詩情豊かに描いた名作です。
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負けんとき 玉岡かおる
明治から昭和の日本にヴォーリスの妻として生きた一柳満喜子の生涯。運命に翻弄されながらも自らの人生を切り開いていった女性の姿を描いています。
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八本目の槍 今村翔吾
賤ケ岳の戦いで有名な7本槍。それぞれの生きた道を描き、8本目の槍として関ケ原の戦いですべてを失った近江の知将石田三成を斬新な視点で描いています。
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黄炎 赤木和代
俳句集 長い人生をいかに生きるか問われる現代に、俳句の持つ力が心を豊かにしてくれます。
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女直虎が救った井伊家 楠戸義昭
直虎から直弼まで、痛みを伴いながら成長した井伊家の歴史。その折れ目に女直虎がいます。
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近江のかくれ里 いかいゆり子
琵琶湖を中心とした日本文化の発生の地、近江を深々と自らの足で訪ね歩いたエッセイです。美しい自然を背景に古代からの息吹が感じられます。
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近江山河抄 白洲正子
近江の“えたいの知れぬ魅力”にとりつかれた作者が、近江の山河を自らの足で訪ね歩き古代からの息吹を感得する紀行エッセイ。
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賤ケ嶽合戦記 雄山(浄信寺地蔵別当)
江戸時代に賤ケ岳の合戦を北陸地方の大名の視点で書かれた古文章の記録です。
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食味往来 木俣修
著者は彦根藩城代家老の子孫で歌人。食通でもあった著者が子供のころからの食べ物に関する体験を通じて、様々な思い出や人生を語っています。詩人の感性で書かれた素顔の日本人論でもあります。
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井伊直弼の茶の湯 大久保治男
井伊直弼は「一期一会」という茶の湯の精神を表わし一派を樹立しました。その原点は世子になるまでの15年間を過ごした埋木舎にあるのです。
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草筏 外村繁
著者は五箇荘に代々続く呉服木綿問屋の出身です。30歳で家業を弟に譲り創作活動に打ち込み始めます。『草筏』は自身の商人としての経験をもとに描いた、商家をめぐる物語です。
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火天の城 山本兼一
信長の夢「安土城」築城の裏に、天下一の棟梁親子による想像を超えた創意工夫と葛藤がありました。前代未聞の一大プロジェクトの全貌を描いています。
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藍色のベンチャー 幸田真音
著者の故郷近江で数奇な運命を辿った幻の湖東焼きを題材に、ひとりの近江商人の人生をダイナミックに描いた大作です。
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街道をゆく16叡山の諸道 司馬遼太郎
叡山に繋がる諸道を辿り、それに関わる建物や石垣に込められた歴史と文化を肌で感じる旅のエッセイ。静謐な魅力を感じながら叡山の真髄に触れています。