自然の魅力

滋賀県は鈴鹿、大津、湖北と自然が豊かな地域です。自然の豊かさは、そこの生きる生物の多様性が豊かに維持されているということです。①生きている生物の種類が多い ②遺伝子の多様性 ③生態系の多様性 この3項目が維持されていることが自然の豊かさを表しているという事だそうです。
この豊かさを先生が活動されている赤坂山に代表されるマキノ地域を例に話してもらいました。

谷口先生

豊かな自然を守る

一人で頑張ることはできないので、地域の人とみんなで活動することが重要です。守ることは学ぶことと同じ意味があります。活動は生きがいにつながるからです。子供たちとの自然観察会、市民参加によるガイドブックの編集、地域の文化や歴史も含めた里山ガイドブックの編集などです。地域の文化は多くのお年寄りへの聞き取りなど大変なこともありますが、お互いに楽しく元気になれることでもあります。

自然の魅力

単に自然だけでなく、それと関係する歴史やくらしを知り、周りの風景、季節等と構成される特徴的な自然が見えると、魅力ある自然の姿が見えてきます。サバ街道など山を越える石畳の交易道と歴史、古代の近江で盛んだった鉄の生産現場も痕跡として残っています。古代のロマンを呼び覚ます古墳や石室、石仏もあります。キノコや山菜採りアユ漁、湖魚の料理、漬物など食文化は生活の中に残っています。これらが春夏秋冬の風景の中に溶け込んでいる様が地域の人が育んできた歴史であり文化なのです。