松井先生の3回目の講義 7月25日(火)午前:彦根 午後:多賀町立博物館での 校外学習
午前:各種の地図を見ながらの講義でした
以下の古地図をよく見て、当時の様子がどのようなものだったのかを、想像を巡らしました。
・集落地引全図
・戦国時代の近江国の地図(1500年代)
兵馬の通り悪し、など、のコメントが記載。当時の権力者は、たくさんの情報を持っていたようです。
・江州姉川合戦図(江戸時代)
・犬上郡里程図
・土地利用図
滋賀県犬上郡彦根町のもの。25000分の1、カラーで内容が濃い
午後:多賀町立博物館での校外学習
発掘に長年取り組んで来られた、小早川先生から、発掘の経緯や、様子、標本の価値などのお話を聞き、博物館の展示物を鑑賞しました。
アケボノゾウ化石多賀標本について
アケボノゾウ化石多賀標本(180万年前)
1993年、古琵琶湖層群蒲生層の粘土層(約180万年前)から、産出。
アケボノゾウは、日本の固有種で200万年前に出現したと思われます。
標本は、骨の間の軟骨はない。また、全身の7割の骨が産出され、全身復元骨格が制作できたことは、多賀標本の素晴らしさを現わしています。