中山道見て歩き 醒井宿
 醒井宿は近江の国坂田郡にあって、江戸から数えて61番目の宿場でした。古くから交通の要衝の地でもありました。本陣1軒、脇本陣1軒、
旅籠11軒で、戸数・人口は少ない宿場でした
水に関した史跡や伝説も多く、豊富な湧水に恵まれたことで、旅人の休憩地としての場所
であったことが伺われます。

  
 

中山道醒井宿の案内板

 


地蔵橋から見た醒井宿
  川の水が透き通っていてとっても綺麗です!

 
 
泡子塚(あわこづか)

西行法師がこの茶店でお茶を飲んだとき茶店の娘が西行法師の飲み残しのお茶を飲んで身ごもって男の子を産んだ。後に、西行がこの地に訪れ、この話を聞き『泡子なら元の泡に帰れ』と唱えるとその子は泡になった。西行は塔を建て供養したというお話があります。
   
居醒の清水(いさめのしみず)

 記紀によると日本武尊は伊吹の荒神退治で熱病にかかり ここの清水で体を醒ましたとの記述がある。そのことから 「居醒の清水」と称している。                   

梅花藻(ばいかも)で有名な地蔵川の流れ

 清流に育ち初夏からち初秋にかけて梅の花のような白い花を水中につける。現在も醒ヶ井の観光名物となっている。
 問屋場

今も完全な形で残っているのは珍しいとか。     
 問屋場は 宿場を通行する大名や役人に人足や馬の  提供や荷物の積替えの引継ぎ事務を行なっていたところをいいます。醒井には7ヶ所ありました。    
 

加茂神社

 醒井の鎮守で祭神は加茂別雷命と応応神天皇。天の川 の加茂ヶ淵沿いからの移転だそうです。          

                

   御葉附銀杏        
了徳寺境内にある銀杏の木。葉面上に銀杏がなる珍しいイチョウの木で国の天然記念物に指定されています。

 

旧醒ヶ井郵便局跡

 この旧醒井郵便局局舎はウイリアム・ボーリス設計で  大正4年(1915年)に創建され、昭和48年(1973年)に   新局舎に移転するまで使われていた。平成10年に国の登録有形文化財に登録された。現在は「醒井宿資料館」として、数々の史料を保存し展示している。     

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