中山道見て歩き 柏原宿

 柏原宿は、近江の国坂田郡にあった中山道の江戸から数えて60番目の宿場でした。近江にある8宿の中でも宿の長さが13町(約1.4k) と長く標高も180mの高地にありました。本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠22軒の施設をもっており、江戸時代には賑わった宿場でした。
宿場の名物は全国的に知られた「伊吹もぐさ」で、最盛期には10軒超あり、現在、伊吹艾本圃「亀谷左京」が当時の姿を残している。
近くの清滝は京極氏の本拠地でもあり、徳源院を筆頭にゆかりの社寺が多かった。
   

情緒ある雪の柏原宿

 

木曽街道六十九次 柏原宿(広重)
Wikipediaより

 

高札所跡

幕府のお触書を板札にしてや高く掲げた場所で、民衆に 知らしめるための方法であった。  
           

 

柏原一里塚(復元)

 一里塚は旅人の道のり、駕篭や馬乗り賃銭のの目安で、 旅人の休息場所としても造られ、主に榎の木が植えられた
。                                  

 

柏原宿の通りの風景

 今も地域の方々により、史跡や町並みが   綺麗に保存されています。               

 

徳源院
 京極氏の菩提寺で青龍寺とも呼ばれる天台宗の寺院。境内にある京極氏の墓所は国の史跡に指定さ
ている。
                                     

 

徳源院の庭園
紅葉の時は息をのむほどの美しさ。

 
     


徳源院の古瓦
徳源院の瓦は「平四ツ目結家紋入り」
京極家の権勢が清滝の地に残っている。

 

柏原宿歴史館

 柏原宿の史料や遺物が数多く展示されています。歴史館 館長の谷口先生の説明を現地で受けています。     

 

福助(柏原歴史館)

伊吹艾の亀屋の働き者の番頭が福をもたらす
縁起物として福助人形として広まったとか。   

 

オオヨモギ

伊吹もぐさの原料。亀屋左京の伊吹もぐさは 奇抜 な宣伝等の効果もあり七兵衛の代に 大きく繁盛し財をなしたとされる。                                   

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