江戸時代の儒学者で朝鮮通信使にも随行した雨森芳洲(1688~1755)を顕彰する施設「雨森芳洲庵」(長浜市高月町雨森)を昨年7月末で退任された平井茂彦館長から手作りの多くの作品を紹介していただきました。旧高月町職員だった平井さんは2003年の退職後、館長に就任。「地元の人たちだけでなく広く親しんでもらえる施設にしたい」。芳洲や朝鮮通信使を題材にしたカルタを考案し、芳洲をモチーフにしたひな人形を手作りするなど、さまざまな工夫をこらしながら芳洲の業績を伝えることに力を尽くされてきました。また毎年のように韓国から高校生のホームステイを受け入れて日韓の交流を図る一方、地元の子どもたちには郷土学習の取り組みなどを通して、朝鮮との外交に尽くした芳洲の生涯を伝えてこられた。この日は手作りの大きな紙芝居で雨森芳洲の偉業をわかりやすくを教えていただきました。
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