徳源院 庭園鑑賞と管理実習

 庭園は、典型的な江戸初期の作風で、清滝山の自然林を背景に、それに続く自然の地形を利用した谷筋が、築山左右の南と北に作られている。この南側奥には滝石組があり、山裾に設けられた広い池には、二組の岩組がある。
現在は枯池と枯滝になっているが、本来は清滝と呼ばれた滝から水が落ち、池には水が湛えられていたが、伊勢湾台風(昭和34年)の時に水源の川ごと崩れてしまいその後は水は入っていない。(枯山水ではない)

 「青龍の庭」と称されたこの庭園は、南岸に岩山を作り、目立った立石を据え、築山の上に雪見灯籠と五輪塔また北岸には山灯籠を配するなど、護岸の石組みと共にどことなく野趣が感じられる。客殿南東にある手水鉢は八角形のどっしりと風格がある。
四季の変化と共にその趣も大きく変わるが、一日の中でも朝昼夕では大きく変わり、一日眺めていても飽きがこない庭園である。小堀遠州の作との伝もあるが確かな資料はない。                           ~徳源院HPより~

 このお寺は「檀家」というものが無いお寺ですから、葬式、法事というものも日常的にはありません。しかし、お寺の存在意義というものを考えるとき多くの人に集まってもらえる場所にしたいと考え、建物もそんなことを意識して作りました。
写経、歌会、茶会、その他サークルや老人会の集会などに利用していただけたらと思っています。      
~住職のお話~