樹木病害虫の 診断と防除
この日は田上先生による樹木病害虫の診断と防除と題して講義を受けました。
【花木、庭木などの植物を侵す病原菌としてウイルスは約300種くらい、細菌も300種前後、糸状菌(カビ)が4,000種以上 あり、害虫は昆虫、ダニ類が約3,000種、線虫が100種くらい、ナメクジやタニシなどが30種以上ある。
 1種類の植物は全ての病原菌や害虫に侵されるのではなく、多くて7~80種、少ないものでは1~2種類に侵されるにすぎ ない。これは、もともと植物が特定の病原菌や害虫にのみ侵される遺伝的な性質を持ち、他方、病原菌や害虫も特定の植 物のみを好んで侵す性質を持っている。】
講義のあとは木工クラフト(バードコール)を製作。たちまち教室内は小鳥の鳴き声で賑やかになりました。
午後は、米原校の周辺の樹木について病害虫に侵されていないか観察しました。一見、健康で健やかに育っている樹木ですが、葉の裏をよく見ると、いましたいましたカメムシ、カメムシの卵、その他の幼虫や、うどんこ病の枝をを見つけました
又、テントウ虫のさなぎも見つかりました。ちなみにテントウ虫、カマキリ、クモは天敵をやっつけてくれる益虫です。