46期北近江文化学科生は、桜の花が散り始めた快晴日、講師の中井先生指導のもとに
「小谷城跡」の校外学習に出かけました。小谷城は戦国大名浅井氏の居城であり、
標高495mの小谷山南の尾根筋に築かれ、浅井長政とお市の方との悲劇の舞台として
語られる城です。
城は、1516年頃浅井亮政が築城したと言われ、堅固な山城として知られたが、織田信長
を裏切り朝倉氏と協定を結んだ浅井長政(三代目)の騒乱時に4年にわたり信長に攻めら
れ落城した。
城郭の学習は、①番所、②御茶屋敷曲輪、③御馬屋敷曲輪(本丸を防備するために築
かれ、三方を高い土塁で囲まれている)、④馬洗池跡、⑤首据石、⑥黒金御門、⑦大広間、
⑧本丸、⑨大堀切、⑩中丸 (中丸虎口)、⑪刀洗池、⑫京極丸、⑬京極丸、⑭大石垣、
⑮小丸、⑯山王丸、⑰赤尾屋敷(浅井長政が最後に自害した場所と言われている)の順
に学習した。
上部の曲輪は、大堀切などが造られていることから下部の曲輪で食い止め強固に守れ
る反面、上部から下部へ、下部から上部への戦力の柔軟な運用を難しくしている。堀切
より北側には、中丸,京極丸、小丸、山王丸と続いている。
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