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46期北近江文化学科生は、先月の小谷城小谷城跡に引き続き、講師の中井先生指導の
もとに「安土城跡」の校外学習に出かけました。安土城は城域のほぼすべてを石垣に
よって築かれ、織田信長は、巨石を用いた居城を造り、戦国時代の土の城に代わり「見せ
る城」としてこれまでにない日本城郭の革命的変化をもたらした。
安土城は、外観が五重で、内部は地下一階、地上六階の天主が造営された。1576
(天正4)年に築城に取り掛かり、1579(天正7)年に天主が完成しました。しかし、3年後の
1592(天正10)年に明智光秀による「本能寺の変」が勃発し、僅か3年で天主は炎上、焼失
してしまいました。
城郭の学習(見学)は、①大手道、②伝秀吉邸跡、③伝織田信忠邸跡、④伝黒金門跡の
石垣、⑤二の丸跡及び石垣、⑥本丸跡、⑦三の丸跡、⑧天守台跡を見学した。
午後からは、⑨総見寺跡、三重塔、⑩仁王門、⑪百々橋、⑫セミナリオ史跡公園を見学
して、一日の学習コースを見て歩いた。
安土城の最大の特徴は、石垣、金箔瓦、天主が存在したことにあり、金箔瓦は文様の
凹部に金箔を貼ることにある。安土城築城以前の観音寺城でも石垣によって築かれてい
るが、発掘調査から瓦がまったく出土しておらず、安土城では大量の瓦が出土してるのが
特徴である。
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