1220日(火)農書について学ぶ
粕渕宏昭先生

そもそもの民俗学とは・・・今では忘れ去られている事を研究する

農書とは・・・江戸時代の農業全集 

全江戸期の農書⇒本の紹介文を佐々宗淳拝が書いている 
※ 水戸黄門お付きの助さん?


肥料は何をやるか?     
どのようにするのか?
農業で稼ぐ方法            

これらを絵付きで記載されてる

第一集・全十七巻         
 第一巻 陸奥 羽後
 第二巻 陸中 岩代 松前
 第三巻 下総 上野 常陸
 第四巻 加賀
 第五巻 加賀 若狭 越中 能登
 第六巻 越中
 第七巻 近江・農稼業事 小島如水著(彦根藩) 摂津

 第八巻 河内
 第九巻 安芸 出雲
第十巻 伊予 阿波
 第十一巻 筑前 肥前 大聖寺藩
 第十二巻 農業全書(巻一~五)
 第十三巻 農業全書(巻六~十一)
 第十四巻 広益国産考(大蔵永常著)
 第十五巻 除蝗録 農具便利論(栗東の江州鋤)綿圃要務

 第十六巻 百姓伝記(巻一~七)
 第十七巻 百姓伝記(巻八~十五)
第二集・全十八巻
 第十八巻 陸奥 羽後 羽前 陸前
 第十九巻 会津

 第二十巻 会津 
 第二十一巻 下野
 第二十二巻 下野 下総 武蔵 相模
 第二十三巻 甲斐 信濃 三河 尾張
 第二十四巻 飛騨 美濃 
 第二十五巻 越後 越前 
 第二十六巻 加賀
 第二十七巻 能登 
 第二十八巻 大和 紀伊 丹波
 第二十九巻 備中 因幡 周防 
 第三十巻 讃岐 土佐
 第三十一巻 筑前 筑後 肥前
 第三十二巻 対馬 
 第三十三巻 豊後 肥後
 第三十四巻 日向 薩摩 琉球
 
第三十五巻 養蚕秘録





農文教出発行の日本農書全集は、社運をかけた、麻の布クロス張り、
ハードカバーであった。
*三大農学者とは:宮崎安貞(やすさだ)、大倉永常(ながつね)、 佐藤信渕(のぶひろ)

  疱瘡送りとは、天然痘は赤い色を嫌うという言い伝えがあって、
田の畔に赤飯を乗せてほうそうを送った。
越谷吾山著 物類称呼(ぶつみしょうこ)江戸時代の方言集 
                                           


   シロダサブロウさん⇒幕末に渡米 天然痘に罹患していた。
当時ははしかの方が怖かった。
写真には 天然痘の跡がハッキリ映り込んでいる。


農著には田植えの様子 稲架干しの様子 肥持ちの様子等、
当時の様子が克明に記される。




先生の話は 熱量と共に情報量が多いです。

 収集された貴重な書籍を直に 見せていただいた。
今に生きる先人の知恵のてんこ盛り!


赤紙(招集令状)・・・現代っ子に分かるかな