12月2日 蒲生氏郷 近江日野史談会
 福永保先生


福永先生はレイカディア大学北近江文化学科39期の先輩です。

この本を出版されて、歴史を学ぶ事を広められています。

・蒲生氏郷は、信長の娘婿として有名、
戦国武将としては珍しく、側室を置かなかった。



・本能寺の変で、氏郷は信長の妻子を安土城から中野城へ避難させた。





・銀の鯰尾の兜を被った武将として有名になった。

・規則を遵守した例で、小田原城を攻めた際に、氏郷の兜を持たせた侍に
ここを動くなと厳命したが、見回りから戻るとその場にいなかったので、
手討ちにした。




・忖度なき判断

小田原北条攻めの際に、
秀吉に佐々成政が使用した馬印三階菅笠を使わせて欲しいと直言した。



蒲生氏郷エリート vs 藤堂高虎叩き上げ



・城城造りでは近江の穴太衆の石工集団を重用した

氏郷:望楼型 高虎:層塔型 城の形(城ひとのHPより)










・高虎は築城技術に長け、
これらの石垣を高く積み上げる層塔型タイプの城を多く造った


※写真は福永保先生の講義より抜粋

参行文献

太田牛一(著)中川太古「現代語訳 信長公記」新人物文庫2013

福永保「蒲生氏郷が攻めた城・築いた城」サンライズ出版2020

池内昭一「蒲生氏郷」新人物往来社1986

藤田達生「蒲生氏郷」ミネルヴァ書房2012

今村義孝「蒲生氏郷」吉川弘文館2015

高橋富雄「蒲生氏郷のすべて」新人物往来社1988

ルイス・フロイス(著)松田穀一・川崎桃太(訳)「完訳フロイス日本史」23 中公文庫2000

日野町史編さん委員会「近江日野の歴史」第2巻 滋賀県日野町2009

安土城考古博物館「蒲生氏郷―戦国を駆け抜けた武将」2005

村田修三(監修)「織豊系城郭とは何か」サンライズ出版2017

三浦正幸「お城のすべて」学研プラス2010

中井均(編)「近江の山城を歩く70」サンライズ出版2019

福井健二・竹田憲治・中井均(編)「三重の山城ベスト50を歩く」2012

千田嘉博「信長の城」岩波新書2013

西股総生「戦国の堅城Ⅱ・会津久川城」学習研究社2006