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花の種まき実習


2023年3月28日(火)  (講師)  元長浜農業高校教員

沓水 節夫 先生
 

①花の栽培の原則
 植物の繁殖方法には
 ①種子② 茎や葉③株④ランナー(ほふく茎)⑤地下茎⑥球根
 ⑦珠芽(むかご)⑧木子がある

②種子繁殖の方法
 種子は、一般には胚と胚乳および種皮から構成されている。種皮は一般的にはかたく、特に固い種子を確実種子という。また、特に小さいものを微粒種子という。

③発芽の条件
  • 温度 おおむね20度~25度が発芽適温
  • 水分 発芽には十分な吸水が必要
  • 酸素 発芽には活発な呼吸作用を行うので、土壌や空気から十分な酸素が供給 される必要がある
  •    暗発芽種子は覆土して光をさえぎるが、明発芽種子は覆土する必要はない


(1)土まきと水やり                                                                   

     
 今日撒く種
【セルトレイ】日日草、百日草、カスミソウ
【ポット】 ひまわり、朝顔、金蓮花
【ビート板】 コリウス
 セルトレイ 11×23マス  ビート板
     
セルトレイに種まき用培養土をまく
土の中のーに空気が入ってあるので、押さえつけない
水を十分にやる ビート板は水がトレイの半分ぐらいたまる程度やる



(2)種まきと覆土                                      
                                              

     
種は種類により大きさも形も異なる  セルトレイの土を指の腹で5mm程度押さえる
     
種を1粒づつ、トレイに撒く。細かい種は、濡らした竹ばしの先に付けて撒くのがよい。
     
 ピートモスを薄く覆土する  ビート板にコリウスの種をまく  ポットには、ひまわり、朝顔、金蓮花を3粒づつ撒く
 今後の管理
  • セルトレイはトレイにビニールを水が漏れないよに敷いて、トレイの半分つかる程度に水をはる。水が少なくなったら、水を足す
  • ポットは通常のようにジョウロで水を撒く
  • ビート板、トレイの半分程度水をはる。日の当たらない風の当たらない場所に置く
  • 1週間程度で芽が出る。本葉が出ると植え替える。トレイの底の穴を指でつついて出す。  
  • 残った種は、冷蔵庫で保管すると長くもつ


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