果樹の剪定学習
校外学習(果樹の見学・剪定実習) 雨天中止のため、教室での講義
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2022年12月21日(水) |
(講師) 松原 治夫 先生 |
剪定時期
- 柑橘類は2月~3月に行う
- 落葉樹は12月から(葉が落ちてから)
- ブドウ農家では11月中頃から剪定している
いちじく
ボット仕立ての場合(いちじく①)
- スタンド仕立ては、根元の枝の2~3節目で切る
- 切り口には木工ボンドを塗り、カミキリムシの侵入を防ぐ
- 3年ぐらいから木にホワイトペンキを塗る(3年目ぐらいからカミキリムシが付きやすくなる)
畑での栽培(いちじく②)
- 新芽は長く伸ばしたほうが多く果実が付く
- 剪定した枝から2葉が付く
- 6本の枝から12本の葉が付くが、その内、細い枝は切り、半分ぐらいにする
- 木が若いうちは、多く枝を増やさない
- 枝は低くするため、2年~3年かけて水平になるように曲げる
- 水平の枝から、垂直に枝が伸びる一文字仕立てにする
- 枝と枝の間隔は均等にする
- 幹の太さを見て、伸ばす枝を選定する
- 品種「ロングウェート」は葉が小さく、白い汁が出にくい
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いちじく①
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いちじく②
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かき
- 品種「太秋」がおすすめ
- 植え付けは3月ごろ選定は1月~2月ごろ
- 枝の先端に果実が付くので、先端の切り替えしは行わない
- 2年から3年かけて、木を低くする
- かたく延びている場合は、下向きの枝を残し剪定する
- 並行枝、車枝、徒長枝、内向枝は選定する
- 元気な枝が3本あれば1本だけ残す
- 全体の三分の一に実を減らす
- 冬場、剪定後粗皮削りを行い、マシン油を塗る(虫の越冬を防ぐ)
- 葉が黒くなるのは、カイガラムシのフンがかびるため
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びわ
- 外側の枝を残し、内側の枝を間引き横に広げる
- 光が全体に差し込むようにする
- がんしゅ病に注意が必要
- 果実を2個、3個残し、先を切り取る
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畑の柿の選定 |