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秋やさいの栽培管理

(実習) 

2022年10月26日(水)   講師 松原治夫 先生


秋やさいの栽培管理(農園で作業)

9月14日に植え付けした秋野菜の生育状況の確認と、栽培管理実習を行いました。
順調に生育している秋野菜と、種まきしたがうまく発芽しなかった野菜があった。
生育がうまくいかなかった野菜の原因を検討しました。
              
大根、ブロッコリー、小松菜、人参の生育は順調、一方、カブは種が発芽しなかった
     
作業に先立って、松原先生から野菜の生育状況と今後の管理方法について説明があった 野菜を食べる葉虫(ウリハムシ) 追肥はダイナミックスを、指4本で軽くつまむ程度撒く
     
野菜の周りに移植ごてを突き刺し、肥料を入れ10回程度耕す みんなで追肥作業を行う 追肥後、必ず水をやる
     
中耕は、肥料の吸収を良くすることと、除草と雑草が生えにくくするために行う 小松菜の収穫 歯がついた三角ホーは腰が痛くならない除草にもってこいのアイテム、
   
バッタやチョウチョは害虫、カマキリはバッタを食べるので駆除しない みんなで除草作業


秋やさいの栽培管理(講義)


カブが発芽しなかった原因

  • 種が悪かった。 ⇒ 3回種を変えて、まき直したので、種が悪いとはいえない。
  • 畑は粘土質で、雨が降るとしけやすいので、種が水に溺れた。 ⇒ 植えた時期に雨天が続いたか、水やりが多すぎたことが考えられる。
  • マルチに゛ガスがたまったか、高温になった。 ⇒ 同じ地域でマルチをしたカブが順調に育っているので、高温が原因ではなさそう。


当番の作業
  • 今日、2回目の追肥をしたので、収穫まで追肥の必要はない。
  • 夏のような水はやらなくてもいいが、晴天が何日も続く場合は、潅水する。
  • 生育状況をよく観察し、病害虫など早期に発見し、対策を講じる。

その他
  • 玉ねぎは、11月中頃に植えると、ボンボンが出にくい。一方で5月ごろには、ベト病が発生しやすいので、4月収穫の極早生品種ソユースなどをこの時期に植えるのも得策。
  • 白菜、キャベツは大きくなれは防虫ネットを外す。害虫に侵食される場合は、殺虫剤を早めにやる。
  • ラッカセイのマルチは、覆いかぶさる前に取り除く必要がある。遅いとマルチを突き破って根がはり、取り除けなくなる。
  • 柿やミカンに貝殻虫がついて木が黒ずむ。冬の間にマシン油を3回程度散布する。また、葉狩する場合、先端に実が付くので、全部を切り戻ししたら実が付かない。少しづつ間引きする。
  • 柿の徒長しが上向きに高く延びている場合、間引くことと、一部は伸びた枝をひもでくくり、下向きになるよう引っ張り持論に重しにくくる。


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