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畑の管理実習(畑実習) 

野菜の栽培管理について(講義) 
2023年6月27日(火)  講師  松原 治夫 先生 


畑の管理実習(畑実習)

第43期園芸学科 (レイカディア大学農園にて)

まず最初に、各野菜の脇芽を取る 
次に日が当たり風通しが良くなるように、内向きや重なっている枝や葉を取り除く  
     
剪定後の野菜。日の光が当たり、風通しが良くなった  
     
チンゲン菜の収穫  小松菜の収穫   収穫した水ナスと万願寺唐辛子
     
大きくなった枝は摘芯する  畑の周りの除草作業   グンバイ虫に食われたなすの葉

殺ダニ剤を散布する



野菜の栽培管理について(講義)


松原先生から「くじゃくサボテン」の差し芽用の葉をいただきました。成長すると右の鉢のようなきれいな花が咲く。
育て方は、発泡スチロールに穴を空け、砂か培養土を敷き詰め、5㎝程度差し込む。冬場は水をやらず、夏場は乾燥が続いたときに散布する。水のやりすぎに注意。外はダメ、家の中の縁側か土間に置く。
鉢植えでも立派に育つピーマン。畑が小さい場合や、ベランダで栽培する場合に、少し畑よりは鉢の分コストがかかるが、鉢は長持ちするので、長い目で見れはそう高くない。


【講義の内容】
 
米ナスの食べ方

  • なすを横に厚さ2㎝程度にスライスし、電子レンジにかけショウガ醤油や焼き肉のタレで食べるとおいしい。米ナスは普通のナスより成長が遅い

ピーマン
  • 第一花から上を伸ばす。脇芽は取り除く。黄色い葉は取り除く。風通しがよく日の光が当たるように剪定する。内側の枝から剪定する。実がなっていてもったいないと思っても剪定すると他の実が大きくなる。カメムシ、タバコ虫に食われることがあるのでこまめに退治する。
  • ポットて栽培するには、16ℓのポットに培養土、赤玉土を混ぜて植える。肥料はダイナミックスを使い2週間後にペットボトルのふたに2杯程度、その後は3週間おきにキャップ3~4杯程度散布する

肥料
  • よく肥料焼けになるのは、肥料のやりすぎもあるが、肥料に対し水分量が少ない場合も起こる。少な目を何回かに分けて施肥することが良い。栽培期間の短い葉物野菜は元肥だけでよい。キュウリが曲がるのは、水不足と、肥え切れが原因。

トマト
  • トマトの雨除けは実が割れないようにするためであり、水はけをよくすることが大事。

玉ねぎ
  • 近年晩生がべと病にかかることが多いのは、黄砂やPM2.5の影響も考えられるので、なるべく極早生や早生を中心に植えるほうが良い。玉ねぎの皮をめくって白い状態のほうが長持ちする。

ズッキーニ

  • 大きくなると支柱が曲がってしまい倒れるとそこから病気が発生する。支柱を立てて倒れないようにする。収穫すると切り口から病気になりやすいので、早い時間に収穫することで切り口が乾燥し、病気になりにくい。


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