樹木の名前を覚えよう ~樹木の観察(ウォッチング)~ |
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令和3年11月5日(金) | (講師) 樹木医 田上 知 先生 |
「イチョウ」について ①生きた化石 化石とおなじ姿で生きてきたイチョウをダーウィンは「生きた化石 」と呼んだ。中国原産の渡来植物で、日本には室町時代に渡来したとされている。 イチョウは他の樹木にない原始的な樹として特徴をしめすことがある。 ②イチョウには雄木と雌木がある。(雌雄異株) モチノキ・サンショウ・キンモクなども雌雄異種。余談としてギンモクもある。ギンナンが出来るのは雌木だけです。 ③ギンナンの食べ過ぎに注意 ④イチョウの実はなぜくさい 酪酸とエナント酸で二つの物質が重なり、強烈にくさh、子孫 を残せるよう悪臭で身を守った。 ⑤まな板にイチョウ材 ⑥街路樹ランキングナンバーワン |
森林における自然との様々な触れ合いを通じて、森林と人との関わり合いについて学び、豊かな心をはぐくむことを目的に平成13年4月に開園された。 | コナラ・クヌギ・ケヤキなどの落葉広葉樹や、スギ・ヒノキなどの針葉樹があり、樹木観察ができる。 | 1本の木から、異なる形の葉がついている。 |
切り取られた枝の跡が、時間をかけて包み込まれていく。 |
もれなく「くっつき虫」のお土産付き |
白山神社の乳イチョウ(米原市曲谷) 枝からつららのように垂れ下がる奇妙な形をしています。これは、イチョウの巨木にみられる「気根」というものです。全てのイチョウの木に出るものでなく、何故個体によって気根が出るのか理由はわかっていません。 |
吉槻のカツラ(米原市吉槻) 樹高16m 樹囲8.1m 推定樹齢1,000年 |
了徳寺のオハツキイチョウ(米原市醒ヶ井) 葉の表面や小枝の先端部にギンナンが結実するイチョウの変種。1929年当時は樹囲2.5mであったが、見学した日に測定したら、樹囲4.8mでした。
「天然記念物」に指定されている。 |