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家庭菜園の管理・追肥・整枝など 
2022年6月8日(水) 講師 松原治夫 先生 


家庭菜園 管理・追肥・整枝(実習)

5月6日に植えた野菜の整枝や追肥のやり方を、現地で指導いただきました。
     
トマトの整枝前の状態。2本立ての枝の下は取り除く。緒の重なっている枝や上向きの枝は風通し良くするため剪定する。
誘引ひもを高い位置に付け替える
トマトの実は元ほど大きく、先端ほど小さくなるので、ある程度で先端を切る  トマトの整枝後
根本がすっきりした 
     
なすびの整枝前、3本仕立ての枝の下は剪定する。誘引ひもの位置を高くする。  なすぴの整枝後  先生の指導に従って、皆で整枝の実習 
     
万願寺とうがらし、ピーマン、ししとうも同様、3本仕立ての枝の下を整枝する 
中心部も枝が混んでる個所を剪定する。
太い枝3本に支柱を斜めにし、ひもで誘引する。
ピーマンの整枝後  先生の指導に従って、皆で整枝の実習  
     
冬瓜の整枝前  かぼちゃの整枝前  かぼちゃの雄花 
     
かぼちゃの雄花の花粉を雌花に受粉する 
受粉作業は朝のうちに行う
ズッキーニや冬瓜も同様
かぽちゅの整枝  最後にトマトの雨除けシートをかぶせる 
追肥は、整枝した日はやらず、翌日以降に行う。前回施肥が3週間後に追肥する。


今後の管理する上での留意事項(講義)

    
スイカ・カボチャ
  • 1番花は形が悪く、皮も固くなり中が空洞になりがちなので早めにとる。
  • 親つるに子づるが最低でも5~6枚ついてから、内4枚の子づるを残すよう摘芯する。(上左図)
  • 子づるにつく葉の10枚ぐらい先に一番花がつく。
  • 子づるにはそれぞれ1番花が出るのでそれぞれ採る。 (上中図 )
  • 子づるにつく孫の葉は、各1枚だけ残し、孫の葉が10枚程度になるようにする。葉だけ残し脇芽はとる。(上右図) 
  • 追肥は、つるの長さの半分ぐらいの位置に追肥する。

 
    
 スイカ
  • スイカの収穫は、巻きひげが枯れたころ収穫する。
 良いスイカの見分け方
  • 切り口がへこんでいる時は、棚落ちの場合がある。
  • へたが長く青いほど新鮮である。
  • 底のへそは小さく白いほうがよい。黄色かがっいめのはよくない。
  • 形は丸いのが良い。
  • 7月末で収穫を終えようとすると、6月末ごろ、一番上の実の上に葉を枚のこと摘芯する。 (右図)

玉ねぎ
  • 早くからポンポンが出るのは、苗が太かったからで、通常えんぴつ程度の太さのものを植える。
  • 形がマルク平たいものとたまご型があるが、品種によって異なりいずれも食べるのに問題ない。  
  • 種まきは、早生は9月10日から15日ごろ、中生、晩生は9月20日以降に撒く。
  • べと病対策として、消石灰を冬のうちから散布するが、べと病にかかることもある。


ニンニク
  • ポンポンが出てきたら葉にんにくを取りたい場合、ある程度伸ばしてからとる。葉にんにくを食べない場合ははやめに下できる 。

黒ニンニクの作り方
  • 電気釜にコメ袋の紙をしいて、3合程度入れ保温する。釜は臭いが強いので家の中に置かない。
  • 1週間から10日程度おき、色が黒くなったら外に出し干す。
  • 皮をむいてビンに入れ、はちみつを入れてふたをすれは完成。

じゃがいも
  • 葉が枯れてきたら成長が止まるので収穫する。長雨で腐ることもある。
その他
  • ウリハムシには、スプラサイトが効く。
  • スギナ対策として、畑の周囲に消石灰を散布する。、こまめに早めにつまめば、光合成が出来なくなり枯れる。
  • ズッキーニの収穫は、実の元をカッターで少し切り込み、手で曲げて取る。収穫した後の下葉は腐ってくるので取り除く。また、支柱を立てたほうが倒れにくい。
  • 油粕は、収穫が終わった秋から冬の土作りに際に牛糞や米ぬかと一緒に撒く。
  • コンポストの堆肥も秋から冬に土に混ぜる。1回散布後、2~3カ月空けて撒く。
  • まくわは孫づるから実がなる。

【野菜の今後の管理】
  • 自然農薬は6月いっぱい散布する。
  • 追肥は植え付け2週間後に1回目、以降3週間ごとに追肥する。1回でペットボトルのキャップ(50ml)で2~3杯分を、根の先にやる。6/10、6/30に追肥する。
  • 肥料がきいてくると上の葉が巻いてくるので、その後は少し控える。
  • トマトの追肥はやらなくてもよいが、やるとすれば、6/10~6/30に1回やる。
  • トマトの木は太くなると実が小さくなるので、細くする。
  • なす、きゅうりは水と肥料をしっかりやる。
  • トマトは路地栽培では雨も降るので水切れで枯れてしまう心配はない。枯れるのは連作障害が考えられる。
  • 木が小さいのに実がたくさんつくのは、まだ、生殖成長時なので早めに一番成を採ることで、、栄養成長を促し木を大きくするために行う。

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