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春の樹木管理実習


令和4年4月22日(金) 

伊吹薬草の里文化センター
 当日は、天気も良くさわやかな実習日和になりました。
サポートの会から8名、ご指導いただき、スムーズに剪定実習ができました。
   
(講師) 北村正隆先生   作業終了後、北村先生、サポートの会の皆さんと、記念写真


剪定作業の注意事項

   脚立の使い方
  • 剪定は集中していないと、危険が付きまとう
  • 脚立の開く角度は70度になっている
  • 一番上部には乗らない
  • 4つ足の脚立は不安定になるので使わない
  • 脚立に乗るときは、手は空けておく。物は手に持たない
  • 軽い脚立は倒れやすい。また、脚立の下には入らない
 剪定ばさみ、のこぎりの使い方
  • 刃物は凶器になる
  • 力任せに切らない
  • 急がずゆっくり確実に行う

剪定のポイント

 

剪定のポイント

  • 剪定にあたり、全体を見てどのような形にしたいか考える

  • 何年前の状態に戻すか決める

  • 何回かに分けて、順に剪定を進める、一気に剪定すると木にダメージを与える

  • 剪定する枝の順は、

    ①葉がついてなく、枯れている枝を切る、削って中身が茶色の場合は枯れている

②勢いがあり、他の枝より突き出ている枝

③真上に伸びている胴吹きや、真下に伸びている枝

④他の枝と重なっている枝

  • 花芽を残すことで、剪定後も枝がびる余地を残す

  • 枝は常に光を求めて競争している。光を与えるように剪定する

  • 切る人と、遠くから全体を見て指示を与える人がいるほうがよい

 
   木によって剪定方法を考える
  • 花は枝の先に咲くので、先ばっかり剪定しない

  • 小さな木でも沢山の葉を付けている木は、それだけ葉を必要としているので、剪定は弱くする

  • 基本、ひこ生えは剪定するが、形をみて、増やしたい方向があれば、ひこ生えを残すこともある

  • 「つばき」は、滋賀県の土壌があまりよくないので、あまり剪定せず、弱めにする

剪定方法

  • 刈り込む  大きくなっているので小さくする、何年か前にもどす
  • すかす    混んでいるものを間引いてまばらにする。間隔を荒くする、透けて見える
  • 抜く        込み合っている枝を切り、風通しを良くし光を取り込む
  • 戻す     1年間で枝が伸びるので、何年か前の状態に戻す

 

生垣の剪定

  • 垣は何らかの目的があって植えられているので、目的にあった剪定を心がける

  • 太い成長著しい枝を切る

  • 高さを120㎝前後にそろえる。多少上下10㎝程度のばらつきはOK

 


剪定実習の様子

     
     
     
     


剪定前と後

     
下の写真は剪定後
     


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