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実生の育て方、管理法(実習)  

令和4年4月13日(水)
   (講師)    大辻 敏雄 先生

 先生は、元JR新幹線の運転手をしておられ、退職後植木の剪定等をされ、現在、能登川盆栽同好会の会長をされておられます。

 人生百年時代、「楽しく生きたい」をモットーに、「実生」を通して、成長する過程や実をつけることを楽しみ、色んなことにチャレンジすることが大切であると教えていただきました。


先生の作品

   
     


午前の講義

 
育てる心 5箇条

① 水をやる 
  水は欠かさずやる
②肥料をやる 
  種をまいた年はあまり与えない。翌年以降は年3回程度施肥する。1回で2~3カ月もつ。(4月、7月、10月)
③剪定
  12月~3月に行う。松は6月~7月日に行う。大きく育てずこじんまり育てるよう剪定する。松は1年で伸びた分を剪定する。
④植え替え 
  2月中旬から4月上旬に行う。植えて4年間はそのまま、植木鉢に箸が刺さらなくなる超硬質になったら植え替える。土は桐生砂、赤玉土
⑤消毒
  アブロジにはスミチオンが良い。5月連休に1回程度散布する。

鉢で果物を育てる


〇イチジク

  • 3月~4月ごろ植える。
  • 品種は「ドーフィン」が一般的。
  • 肥料+まるやま1号+魚粉を施肥すると甘みが増す。
  • 1年で大きく育つので、「剪定し一文字し立て法」が良い。枝を曲げる箇所に包帯を巻き付け、ゆっくり曲げていく。包帯は半年後とりはすす。
  • 収穫後、上に伸びた枝を剪定する。

     
 



実生の実務

     
赤玉土3袋  桐生砂3袋、鹿沼土1袋を混ぜる ひゅうが土、ブレンド土を敷き、種をまき、ブレンド土をかぶせる。上部3㎝あける
     
松、ハゼ、イチョウ、ネム、白南天、赤南天、松コロの種  松コロは松ぼっくりのかさに「花と野菜を育てる土」を置き、松の種をまき、同し土をかぶせる 
     
瓦に育てる方法は、ケト土で周囲に土手をつくり、ブレンド土を敷く 種をまき、ブレンド土をかぶせる   成長した実生 


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