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第103回例会

『田中城址と石仏の宝庫玉泉寺』


主催 レイカディア大学 城郭探訪会
 担当  草津校第43期 地域文化学科
第43,44期健康づくり学科

2023年3月30日(木)


 
 田中城は、六角氏や京極氏を含む近江源氏佐々木氏の一族、佐々木越中氏(高島氏)の分家田中氏により、比高 60m と低い山に築かれた山城 である。元来城として機能していた区域と山麓の天台寺院松蓋寺の遺構を再利用した区域の 2 つの区域から構成されている。この田中城は 織田信長の一代記「信長公記」に 3度登場しており、そのうちの 1 回 目では朝倉攻めで田中城に信長が逗留したこと、3回目は信長に敵対 した浅井長政側として北隣の清水山城とともに信長の大船に攻めら れ、落城したことが記述されている。加えて、最近発見された古文書 で、明智光秀は信長に仕える前の無名時代に、田中城に籠城していた ことが記されており、田中城は歴史の転換点で大きな役割を果たした 城と言える。 今回の探訪では、この田中城跡(上の城)と共に、戦国期城郭では一般的に山城と対で見られる山麓居館の田中氏館の存在した「下ノ城」集 落、並びに鵜川四十八体石仏と同形式の石仏等、石仏の宝庫 の玉泉寺を訪問する。

 当日は、57名の参加があり、天候もよく桜の見ごろ時期と重なり、とても気持ちのいい一日となりました


田中城址主郭跡にて 玉泉寺石仏前にて


   
高島市観光ボランティアさんからの案内 田中城址MAP 田中城登り口の石碑
 
金刀比宮跡 たくさんある曲輪 武者返し跡
 
土橋跡 堀切 松蓋寺遺跡
     
切岸と呼ばれる断崖 田中城主郭からの琵琶湖が望める 玉泉寺
     
玉泉寺御住職 石仏群 石仏のいわれ


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