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第98回例会

『清水山城館跡』


主催 レイカディア大学 城郭探訪会
 担当    草津校第43期 地域文化学科
健康づくり学科

2022年10月29日(土)


 
 六角氏や京極氏を含む近江源氏佐々木氏の一族、佐々木越中(高島氏)により築かれた高島平野最大の山城で、城郭は清水山一帯に分布し、全城国史跡に指定されている。越中氏は高島七頭(越中、平井(能登氏)、朽木、永田、横山、田中、山崎氏)の惣領家で、戦国時代には浅井氏と共に織田信長と敵対し、1572年7月敗れ没落した。最後は、高島に信長の大船が押寄せ「城兵たちは自分の城を焼いて退散した」との伝承があるが、清水山城は焼けていない。主郭では書院造風大型建物と考えられる配置の礎石や1550-1570年頃の土器などが発見されており、ここで生活していたと思われる。また、天台寺院清水寺の坊を利用した西・東屋敷跡や信長との戦いに備え朝倉氏の技術により改修したと考えられる、県内では数少ない畝状堅城(主郭東西と北西)の遺構が残る。麓の畑地及び大将軍社には小字名で「御屋敷」「大馬場」という場所があることから、麓に公的屋敷(主殿、会所)があり、私的生活空間(常御殿)は山上に設置されていたものと推測される。

 当日は、天候に恵まれ、山頂からの絶景が見られました。


城主郭東側の畝状空堀にて集合写真 

当日は天候に恵まれ、54人の参加がありました。
第43期園芸学科参加者


       
主催者の草津校地域文化学科、健康づくり学科の代表挨拶 ボランティアガイド「清水山城楽倶楽部」代表の挨拶 子安延命地蔵尊旧安置所跡 
     
東屋敷・越中殿 土塁 井戸 
 
オオテ(大手) 城主郭東側の畝林空堀跡 頂上からの景色は最高
     
尾根続きを遮断するために掘られた堀切  高低差のある急な 堀切を降りる体験 頂上でB班のメンターで記念写真 
     
頂上にある清水山城址で当時の城の概要が説明された ボランティアガイド「清水山城楽倶楽部」の皆さんが、飲み物を用意して下さいました。 御屋敷・犬の馬場


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