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第96回例会

『長比(たけくらべ)城址と柏原宿』


主催 レイカディア大学 城郭探訪会
 担当    米原校第43期 園芸学科
2022年8月26日(金)


 
 長比城(野瀬山城)は、滋賀県と岐阜県にまたがる野瀬山の山頂にある。東山道(中山道)が近江から美濃の国境をこえるところの南北の山々が、背丈を競い合っているようにそびえていることから、このあたりを「たけくらべ」とよんだ。浅井氏が朝倉氏の応援を受けて美濃国境の領国防衛のために築いた。

 浅井長政は織田信長を見限り朝倉義景と結んで敦賀で信長を狭撃する。信長は朽木超えで京都へ逃れ、岐阜で軍勢を立て直し、近江への進撃を開始する。長政は信長に対抗するため北国脇往環沿いに刈谷城(上平寺城)を備え、東山道沿いに長比城を築いて武将堀秀村と樋口直房を城将として入れたが竹中重治(半兵衛)の調略により投降し、信長は近江入国を果たす。


   
当日は天候に恵まれ、30人の参加がありました。
集合場所の柏原駅で、長比城のある野瀬山を背景に集合写真 
長比城跡にて集合写真 


     
集合場所の柏原駅前で、検温確認  担当である第43期米原校園芸学科長の挨拶   ボランティアガイドの皆さん
     
野瀬山(標高391m)登山に向け、入念に準備運動を行いました   2班に分かれ、いざ出発 長比城登り口 
     
ガイドさん手作りの地図で説明いただきました。この地は、美濃と近江の境にあり、浅井長政が、織田勢の進軍を食い止めるため、長比城と一方の山に上平寺城(苅安城)を築き、備えたが竹中重治(半兵衛)の調略により投降し、 織田勢の進軍を許した。 ガイドさんによる説明   この水路は、近江と美濃を分ける分水嶺です。
この水は、一方は大阪湾、一方は伊勢湾にそそいでいます。
     
長比城の概要図  西の曲輪  L字に廻った 食違虎口
     
 山頂で昼食  山頂から見る景色、小谷山や山本山が見える。  東の曲輪
     
土塁  この地は美濃と近江の国境を分ける重要な軍事拠点であり交通の要所でもある。  中世の仏教説話「小栗判官照手姫」に由来するお地蔵さんです。向かって左側のやや小振りの石仏が 照手姫笠地蔵です。
     
 「照手姫笠懸地蔵・蘇生寺と由来記」   東見附跡 映画監督「吉村公三郎」の実家


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