back  作成:川村
令和3年3月17日
選択講座 

聖泉大学人間学部
准教授  多胡 陽介 先生 
 
 ※日本人の睡眠時間は、世界的にも非常に少ない傾向。
      (日本人:一日平均6時間22分)
■ 短すぎる睡眠は、心身の健康に悪い影響
    ★肥満傾向★糖尿病★高血圧★高脂血症などの
      生活習慣病に移行するリスクが高い
■ 良質な睡眠とは?   睡眠の質が大事
    ★眠気を促すホルモン   メラトニン
     
      眠気を促すホルモン   コルチゾール
 
   ■ 生体リズムの整え方
     ・日光を浴びること
     ・運動を行うこと
     ・必須アミノ酸(特にトリプトファン)を摂る

       メラトニンの分泌増加


※運動習慣の無い人は、ある人に比べて不眠になる傾向が1.3倍
     ⇒運動を日常的に行うと寝つきがよくなる傾向
 
 
 
  運動は、筋肉だけでなく脳を大きくする!!
・運動しながら脳を使うことで、記憶に関係する脳の部位『海馬』が大きくなる
・『海馬』は、65歳位になると、1年で1%程度委縮する。ところが、有酸素運動や筋肉トレーニ
 ングすることにより、
 『海馬』の神経細胞が逆に増加することがわかってきた。
 
  ★どんな運動が良いのか?
 
 有酸素運動・・・・・ウォーキング  少し息が乱れるくらいの運動
  強度の高い無酸素性運動や強制的な運動は、ストレスがかかり認知症予防の面でよくない

★二重課題と運動
  運動しながら脳を使うことを二重課題(ディアルタスク)という
  運動しながら簡単な引き算をしたり、しりとりをすることで、脳の萎縮を抑制し、脳機能を
  維持する
午後:二重課題と運動の取り組み