鳥居本宿

     摺針峠を一気に下ると、すぐ鳥居本の宿場街が、軒並みをつらね、いまなお、旅情あふれる面影を残します。
    北入口には松並木があり、宿場の最初の曲がり角には、江戸期から今日に至るまで懐中胃薬
「赤玉神教丸」
    製造販売している有川家の豪壮な家構えが、いまもそのまま残っています。
    さらに中央部に進むと
雨合羽を商っていた古い看板が軒先につり下がっています。
    鳥居本宿は
本陣1件、脇本陣2件、旅籠35件を数えた宿場で、多賀大社の鳥居がここにあったことからその名が
    ついたと伝えます。
    また、朝鮮人街道、北国街道が分岐する交通の要衝として栄えました。




   
   





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