柏原宿(かしわばらしゅく、かしわばらじゅく)は近江国坂田郡にあった中山道60番目の宿場で、現在は 滋賀県米原市柏原。 『太平記』にすでに記載されている中世以来の宿場。艾(もぐさ)が特産品で、最盛時には10軒以上の 艾屋があったという。 天保14年(1843年)の『中山道宿村大概帳』によれば、柏原宿の宿内家数は344軒、うち本陣1軒、脇 本陣1軒、旅籠22軒で宿内人口は1,468人であった。