2月24日(水) 健康と運動2(理論) 
講師 
多胡陽介 
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午前 : 運動とメンタルヘルス(ストレス対処) 
 






 
 ストレスの定義
    なんらかの刺激が身体に加えられた結果、
   身体が示した変調のこと
      
 ストレッサーの種類
   ストレスを引き起こす原因:ストレッサー
   ・物理的ストレッサー(放射線、騒音など)
   ・化学的ストレッサー(薬害、酸素欠乏など)
   ・生物的ストレッサー(病原菌の侵入など)
   ・心理・社会的ストレッサー(人間関係など)
    
 
 ストレスによる生体反応と疾病
   ・身体的反応
     血圧上昇、頻脈、呼吸促進、手足の発汗
     下痢、腹痛、肩こり、頭痛など
   ・心理的反応
     不安、恐怖、怒り、緊張、興奮、悲しみ
     落ち込み、失望、無気力、抑うつなど
              ⇓
    
心身症、生活習慣病、不眠症、神経症など
   

 メンタルヘルスとは?
   WHOファクトシート(2010)
    メンタルヘルスとは、個人が自身の能力を
    実感し、生活における通常のストレスに対処
    でき、生産的に働くことができ、地域社会に
    貢献できる状態である。
   =精神的な病気がないこと以上のものである

 WHOの健康の定義
   
健康とは肉体的、精神的及び社会的に
   完全に良好な状態であり、単に疾病または
   病弱の存在しないことではない
   

    
午後 : 運動と心拍数
 





   



  
 なぜ運動はメンタルヘルスに
 効果があるのか?
 
  ・脳内神経伝達物質の影響
 (セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)
   ・自己効力感に基づく心理学的仮説
             ⇓
      未だ分からない部分も多い
  
 どのような運動がメンタルヘルスに
 有効か?
   ・中強度の有酸素運動を定期的に行うと効果
   ・運動の継続時間の長さや強度にかかわらず
    抑うつのリスクを軽減
   ・高齢者を対象にした筋トレは自己効力感が
    向上
             ⇓
  運動はメンタルヘルスに有効であることは明確
   ・運動やストレッチングを行うことにより、
    嫌な気持が減ったり、リラックスできる
          
 高齢期とうつ病
 
 うつの定義
   「精神的なエネルギーが低下して、気分が
   ひどく落ち込んだり何事にも興味をもてなく
   なったり、億劫だったり、なんとなくだるかっ
   たりして強い苦痛を感じ、ほとんど毎日日常
   の生活に支障が表れるまでになった状態」
             ⇓
  要因である身体の衰えなどを(喪失体験)に、
  どのように向き合っていくか
  
 運動以外のストレス対処方法
  ①音楽療法(音楽を聴くなど)
  ②アニマルセラピー(動物とたわむれる)
  ③芸術療法(絵を描くなど)
  ④行動療法
  ⑤自律訓練法
  
 心拍数と脈拍数
  心拍数:心臓の鼓動の数(1分間)
  脈拍数:脈の圧力変化の数(1分間)
       心拍数=脈拍数
  
 運動中の心臓の役割
  ・エネルギー運搬のためのに血液を送り出す
  ・エネルギー生産に必要な酸素運搬のために
   血液を送り出す
             ⇓
   運動に必要なエネルギーや酸素が増える
             ⇓
   心臓が1回に送り出す血液量を増加させる
   心臓が血液を送り出す回数を増やす

  ターゲット心拍数(上限)の計算式:
   
(220-年齢)×0.6~0.7