1月16日(木) 高齢期のこころとからだの健康2 
講師 安田千寿 
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午前 : 1.老化と食機能の変化
   
  
 

 老化現象により生活機能も変化する
  
心身の生理機能
   ・
毎日の生活行為
   ・
社会活動
   ・
家族や社会の中で果たす役割
      
     
 高齢者に不足しがちな栄養
   ♦タンパク質
   ♦
カルシウム
      
 摂食・嚥下機能の加齢的変化
 
  1.味覚が衰える
   2.歯が抜ける・噛む力が衰える
   3.飲み込む力が弱まる
   4.唾液分泌量の低下

 誤嚥性肺炎を防ぐポイント
   ①摂食・嚥下能力を向上させて誤嚥する量を減らす
   ②口腔ケアを徹底し、口腔内細菌の量を減らす

 食べることによるからだの活性化
   ♦脳への刺激  視覚、嗅覚、聴覚、口腔
   ♦内臓への刺激  唾液、胃液、膵液、胆汁分泌
 
 食べる喜び」は「生きる力」を引き出す

  
午後 : ⒉食機能の変化への対応(実習) 
   
 
   
  
 どのように食べるか
  
1)姿勢を整える
   ①座って食べる
   ②ベッドで臥床して食べる

  2食べる方法(援助方法)
   ①一人で食べる
   ②援助を受けて食べる

 姿勢を整える
   ・首が後屈(過伸展)していないか?
   ・首が後屈している状態で人は嚥下できない
  
        
 嚥下しにくい食べ物
   ・固体と液体が混ざったもの
   ・噛み切りにくいもの
   ・繊維が多いもの
   ・バラバラになりやすもの
   ・張り付くもの
   ・熱すぎるもの・辛すぎるもの
    
 
嚥下しやすい食べ物
   ・とろみのある液体
   ・均一でまとまりのある物
   ・粘着性が低く、「つるり」とした物
  
 最も誤嚥が起こりやすいのは
   「食べ始め」と「食べ終わり」

 口腔ケア
   ・舌や頬などの食べる時に使う筋肉をほぐす
   ・発声・構音訓練 「パンダ
ノタカラモノ」と発声
   ・口腔内を清潔に保つことは誤嚥性肺炎の発症予防
    に効果がある
   ・経口摂取していなくても就寝前に口腔ケア