レイカディア大学米原校41期園芸科(2019年)
(文責:鈴木)
ガーデニング 花の種まき実習 (令和元年9月19日) |
樹木医 南 敏孝 先生 |
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1 発芽の三条件 1)温度 ・最高最低温度計(置いた日数の中で最高と最低がわかるもの)でかなり 教室内で盛り上がった ・秋まきの適温 20℃(日陰やよしずで調整する) ・発芽日数 7~10日(それを過ぎると発芽は無理) ・発芽促進する方法 冷蔵庫に入れる(低温にすることで休眠打破する) ・置き場所 午前中日光に当たる場所で西日が当たらないところ 光合成作用(光、水、酸素、栄養)が必要、夜は呼吸だけしているため 2)水分 ・播種後は十分に水をやる(7~10日) ・多すぎると酸素不足になる(電子水、酸素水もよい) ・途中で切らせないことが大切 3)酸素 ・用土は、「スーパーミックスA」(ドイツ製) 40㍑を使用して播種 ピートモス(水苔)を多く含んでいる ・覆土は、光線があると発芽しないもの、必要ないもの、関係ないものがある 嫌光性種子(小さい種子)は、発芽しないので十分覆土する 好光性種子(細かい種子)は、多く覆土しない(ベゴニアなど) 覆土は、種子の厚みの約2倍ほどで、すじまきをする ・用土条件 清潔、通気性、保水性、排水がよい、肥料がない、軽くしまらないもの ・用土の作り方 川砂+畑土+ピートモス+消石灰+バーミキュライト(ひる石を焼いたもの) +パーライト+くんたん(籾殻を焼いたもの)等 ・くんたん作りの説明 籾殻を灰にせず、黒くする(炭は中性に近いので土壌によい) 筒状のもののまわりに籾殻を包み、中から火をつける ビニールハウスでキュウリ栽培農家が四隅に炭を置いている |
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最高裁低温度計 |
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<実習> 播種する種 ★パンジー (イタリア産) 「フラメンコ混合」(F1) (色) ホワイトシェード ローズシェード イエローシェード ブルーシェード レッドシェード ブラックシェード |
★ナデシコ(中国、島根県産) 「テルスター混合」 英国名「ダイアンサス」 <追加で植えたもの> ★クリサンセマム ★ノースポール |
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鉢あげ、鉢かえの基本 ・鉢あげとは、苗床等から始めて鉢に植えること ・用土は畑の土と肥料 ・となりと葉が触れる時期がよい ・根を充分に広げること、根が充分土の中に入れる、深植えをしない ・根はルートバンドしている ・カップに斜めの土を入れ、そのままトレイから出して植える ・遅効性肥料(IB化成)で、鉢の号数分だけ入れる(2.5号鉢なら2・3個) ※鉢の1号は1寸(約3㎝) ・肥料は、「塩」と同じでやり過ぎると苗に栄養が行かなくなる ・ウオータースペースをしっかり作る ・タマネギなら、セルトレイから直接定植できる |
水やりの基本 ・乾かしてからやる ・回数は少なく1回に充分やる ・気温の低いときは午前10時頃、 冬は午後は絶対やらない、 夏は夕方葉水を ・じょうろの出口を逆さに向けて やると柔らかく水が出るのでよい |