レイカディア大学米原校41期園芸学科(2019年)

講義日誌 10
                                     (文責:鈴木)

 「盆栽を育てながら楽しく生きる」                                    
 平成31年3月19日(火)        大辻 敏雄 先生 
 ★先生の考え方
   〇元気で長生き→目標(目的)を持つこと→ボケない→「いつまでもお元気で、いつもあなたのことを思っています」
               ⇓
             (挑戦する気持ち→生きがい→人生が楽しい)

 ★「5つの育てる心」をもって育てることが大切!
   〇水をやる心 〇肥料をやる心 〇植え替える心 〇消毒をする心 〇剪定する心
 
  ① 鉢で果物を育てる  
 
〇メロン、ぶどう、ピオーネ
 ・骨粉+油かす+魚粉
  (魚粉は収穫の一ヶ月前、実ができたら)
 ・5月頃に定植する
 ・スイカの栽培はうまくいかない
 
〇ぶどう
 ・3本立てにする
 ・10号鉢(30Cm)
 ・3~4芽で切る

 〇リンゴ
 ・ふじ、黄リンなど2種植える
 ・2~3回消毒が必要
 
〇西洋なし
 ・収穫してからの機関が難しい
 
〇サクランボ
 ・鳥が実を食べるため、ネットをすること
 ・雨に弱いので、ビニールハウスのようにするとよい
 
〇キュウイ
 ・雌雄2本植える
 ・剪定を丁寧にする


 〇イチジク
 ・ドーフィンが一般的
 ・付近にサツマイモは植えない
 ・3~4月上旬に植える
 ・『一文字し立て法』がベター
 ・一年目は、3芽で切る→そこから出てきた芽を水平に伸ばす
  (1本は予備)
 ・出た枝を曲げるときはその付近30cmに布を巻きゆっくり
  曲げて固定する(ポイント)

 ・曲げた枝から翌年、縦に芽が出てくるが、枝の間隔は40cm
  ほどにし、その間の芽は切る
 ・剪定の時期は、葉が全部落ちたらOK
  枝の元から一目残して切る(白い線)
 ・甘みを増すために5月頃に魚粉をやると非常に甘くなる
 ・ベト病対策として、ランマンフロアブルを5~6月頃にする
 ・カマキリむしに注意が必要
 ・枝の高さは収穫可能な高さまで
 ・枝の安定のためにビニール紐で固定する。 
 
 ② 実生(みしょう)の育て方(実習)

  ★実生とは、『種を蒔いてそこから育てること』である
 〇実生実習に使用した種の種類 
   
①松 ②ハゼ ③イチョウ ④南天(白)⑤南天(赤) ⑥ねむの木 ⑦フジ
   ※南天は、手で揉むと中から種が出てくる。松ぼっくりは、野菜の培養土を回りにつけて植える。 
 〇種を蒔く時期  3月中旬から下旬が最適
 〇土は、桐生砂+朝明砂+超硬質赤玉+パーライトをミックスする
 〇9cmポットの6割にミックス土を入れ、種を置く。その上2割にミックス土で覆う。
 〇発芽率は80~90%である、2~3週間で芽が出る。ただし、南天は10月頃まで芽が出ない。
 〇水やりは、植えたときにたっぷりと行い、出てくる水が透明になるまでやる。
  1日に1回やり、日の当たる場所で、地上から70cmに置き、表面が乾いたら、やる。
 〇7月に肥料(油かす)を施肥する。

 

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