レイカディア大学米原校41期園芸学科(2019年)   

講義日誌 14
                                                      (文責:田中)

第14回選択講座
平成31年4月23日(火)
テーマ
校外学習:郷土の庭園鑑賞と
桜並木の見学と管理について
講師
(午前)樹木医 北村 正隆 先生
(午後)樹木医 川崎 昭重 先生
<午前の部>
09:50 彦根城玄宮園 東口券売所付近 集合
10:00 北村先生の案内で玄宮園内を鑑賞

【施設概要】
 玄宮園は、隣接する楽々園とともに江戸時代には「槻御殿」と呼ばれた彦根藩の下屋敷です。槻御殿は、延宝5年(1677)、4代当主井伊直興により造営が始まり、同7年に完成したと伝え、昭和26年には国の名勝に指定されています。現在は、槻御殿の庭園部分を玄宮園、建物部分を楽々園と称しています。玄宮園は、広大な池水を中心に、池中の島や入り江に架かる9つの橋などにより、変化に富んだ回遊式庭園となっています。
【護岸の調査・修理計画】
 玄宮園の護岸は、平成21年度に実施した試堀調査により、かつては石組みや州浜などを巧みに用いた変化のある護岸であったことが判明しました。そこで護岸全体を5ブロックに分け、各ブロック毎に、まず発掘調査を行い、その成果をもとに修理を実施することが計画されています。

11:30 昼食
12:45 移動

集合場所へ向かう皆さん

集合場所の玄宮園東口

入園料を支払う会計さん

修理計画について説明

復元された田んぼ

土が減って石の下が見える
 
巨木の根

雨に流された跡

巨大化した樹木

石が笑う(石の下部が見える)

水際を廻る

雨に流され現れた根
 
樹木を伐採し景観を戻す

盆栽が巨大化

あれは?
 
楽々園と玄宮園の配置

ちょっと一息

楽々園の枯山水
<午後の部>
13:00 川崎先生より『平田川の桜並木』について説明

【概要】
 「平田川 桜の通り抜け」は滋賀県彦根市を流れる平田川沿いにある桜の通り抜けです。2000年に構想され,翌年2月に左岸の400mに70本の八重桜20種が植栽されました。2002年には右岸にも50本の八重桜5種が造成されました。各桜のオーナー会員と献身的な地元有志の努力により立派なさくらの通り抜けに育っています。
 詳細は[平田川 桜の通り抜け]を検索のこと。

14:30 川崎先生の案内により桜並木を見学
      配布資料の「平田川 桜の通り抜け桜図鑑(改訂版)」を参照しながら
15:00 現地解散

写真を中心としたパネルにて解説

40期生と同じくパネルと記念撮影

木と感ずる先生

木の名札と歌の短冊

苗木も継続的に植栽

立派に育ったな

綺麗!

黄緑色の八重桜(御衣黄・ぎょいこう)

来年も見事に開花しますように


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