レイカディア大学米原校41期園芸学科(2020年)   

講義日誌 29
                                        (文責:谷口)

第29回選択講座
令和2年1月21日(火)

 森の手入れ作業、シイタケづくり
              於:「びわこ地球市民の森」森づくりセンター
                  講師: 樹木医  平塚 英史 先生

  午前(10:00~12:00)
 
  原木シイタケづくり

  1.キノコとは
   ・ キノコは菌類、切り株に生育することから「木の子」、胞子をつくり子実体が「キノコ」と呼ばれる。
   ・ 日本には一万種あるといわれている。
      腐生性キノコ…倒木やワラなどに生育。シイタケ・エノキ・ナメコ・ナラタケなど
      菌根性キノコ…生きた樹木の根に共生。マツタケ・ホンシメジ・ショウロ・キヌガサタケなど

  2.シイタケの特徴
   ・原木栽培(原木で)や菌床栽培(ビンや袋で)で作ることが出来る。
   ・不老長寿の妙薬と言われる。風邪を防ぐ(免疫高めるβグルカン)、ガンを防ぐ、血液サラサラ(エリタデニンがコレステ
    ロール分解)、骨を丈夫(ビタミンD)、食物繊維(便秘予防)、低カロリーでダイエット効果、便通の促進など

  3.原木シイタケの作り方
   ① 原木の伐採     ② 原木の乾燥       ③ 玉切り      ④ 原木の穴あけ       ⑤ 菌打ち
   ⑥ 仮伏せ        ⑦ 本伏せ          ⑧収穫
      
     
     

 午後(13::00~15:00)

  1.間伐作業の意義の説明
      込み入った林を間伐する。印のついた木で行う。間伐した木は丸太にして再利用する。
      間伐は風と光を入れるため。残った木を大きく成長させる効果がある。


  2.間伐作業の方法
      2,3人のグループで行う。受け口を作る→根元から切り倒す→枝を切り丸太にする(5cmくらいまでの幹を残す)
      倒す際には、必ず声かけをする。安全に気をつけること。


  3.窓木(まどぎ)の観察(記念写真)
      窓木とは…幹と枝が完全に合体し、窓のようになった木。この森の窓木はエノキである。

   
     
     
     
   

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