レイカディア大学米原校41期園芸科(2019年)

講義日誌 28
                                     (文責:鈴木)

「松竹梅の寄せ植え鉢つくり」
        (令和元年12月17日 米原公民館工芸室)    
 南 敏 孝 先生 

 1 材料の用意
    〇五葉松・・・長寿の木、黒松でも可、病気害虫に弱い (神の宿る木)
    〇梅・・・冬の木の代表、水やりが大切、病気に弱い
     (百科に先駆け花をつける)
    〇竹・・・今回は千代笹を使用、 (伸びる勢い、節が必要)
    〇ヤブコウジ・・・コケで巻いている
    〇ナンテン・・・難を転じる  
    〇石・・・・大中小の3種類を使用
    〇化粧砂・・・海河を表現する
    〇用土・・・川砂、山砂、赤玉土、桐生砂、ケト土など
    〇鉢・・・先生より、浅鉢の小判型を斡旋された
    〇コケ・・・各自持参したギンコケ
      (道路や水路の脇などに生えている光沢のあるビロード状のもの)
 
 2 構想を練る
    〇素材の中から、主となるものを準じ、仮に並べていく
    〇右勝手にするか、左勝手にするかを決める
     割合は、左右が7:3、前後は6:4の比率になるように

    ※スライドを利用してたくさんの鉢植えや盆栽を紹介された

 3 寄せ植えの方法 
    〇鉢に1/3の厚さの用土を入れる
    〇中心となる梅・松の位置を決め、石を並べる
      梅・松は見ている自分に向かってくるように向ける
    〇笹やナンテンをほどよくあしらう
    〇ヤブコウジをバランス良く配置
    〇余白部分に用土を入れ抑えたあと、灌水して落ち着かせる
    〇キンゴケを切れ目なく貼っていく
    〇余白部分に化粧砂(寒冷石)を敷く

    ●寄せ植えのポイント
      ①主木の表と裏を見極める
      ②『不等辺三角形を形作って』
      ③コケは重ねて継ぎ目なく置く


 4 鑑賞期の手入れ
    〇日当たりの良い縁側などに置く
     乾燥しやすい部屋に長時間置かない
    〇根が十分できていないので、水切れに注意
     2日に1回、水差しやスプレーで

 5 鑑賞後の手入れ
    〇それぞれ別の鉢に植え替える
    〇梅は、数芽残して剪定

   

材料の準備

ギンコケ持参
 
 スライドで





製作風景

個性を発揮して
 
真剣な表情

作品を落ち着かせ
  
完成した作品です!

      

      

      

      

       

作品が20個しかありません。撮影したつもりなのに写ってなかった人、ごめんなさい!


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