レイカディア大学米原校 40期園芸学科 授 業 レ ポ ー ト    2019年3月19日(火)

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3月19日

課題学習中間報告会 各班報告
クラス活動 文化祭用準備作業 各班作業
午前 地域課題学習中間報告会
 班 名称  テーマ  メンバー  地域 
湖北庭園迷人の会 長浜国際交流ハウス
GEOの日本庭園整備 
井上、上杉、小川、神垣、澤邑、蓮井  長浜市、米原市 
彦根5人の会  障害者福祉施設「かい
ぜ寮」の環境整備と交流 
植田、川口、黒澤、中嶋、中村  彦根市 
高源寺
プロジェクト6 
古刹の歴史に学ぶ景観づくり  川嶋、寺嶋、西村、森野、若林、若林  多賀町、甲良町、豊郷町、愛荘町 
八風会  介護老人施設「もみじ」の庭木の手入れ、憩の場づくり、竹炭づくりに挑む 大林、川瀬、九里、須田、田井中、玉川、津田、中野  東近江市、近江八幡市 
 
1班 湖北庭園迷人の会 長浜国際交流ハウスGEOの日本庭園整備

 2014年に庭園の樹木が伐採され、以降手入れされていなかったGEO(ジオ)の日本庭園の修復のために、レイアウト図作成、灯篭のがたつき直し、リュウノヒゲ整備、中庭にアラカシ、ヤブツバキ、紅カナメモチなどのの移植、さらには、本格的な生垣づくりを行った。北村先生の指導は、「通常はマイナス発想で整備するもののであるが、この庭園については、あまりに開放的であるため、逆にプラスする発想で挑むのがよい」でありました。
 1班メンバーの努力によって、四つ目垣を備えた本格的な日本庭園が新たに誕生しました。新たな庭園をつくるために、単にプラスしたのではなく、過去に伐採された樹木の根の撤去など地道な事前整備がその前にありました。

 2班 彦根5人の会 環境整備と交流 かいぜ寮

 稲枝の海瀬町に所在する障害者支援施設「かいぜ寮」は複数の施設と広い面積がある大規模施設であるために、いくつかの他ボランティア団体の奉仕があるものの、どうしてもその環境整備は手薄になりがちというのが実情です。そのため、彦根5人の会では、寮事務局とコミュニケーションを図り、寮のニーズを尊重して、剪定枝の撤去や小屋の解体なども含めて、タイムリーに動き、そして感謝を受けるという律儀なやり方をしてきた。ボランティア実践回数では一番多いのではないでしょうか。最後の仕上げは当寮で6月当初に開催予定のかすみ祭りに事務局を支援する参加携帯で参加を予定しています。
かいぜ寮
      Before と After
   
   
   
  作業中の安全確保について貴重なコメントがありました。

 当班メンバーの一人である中嶋さんからは、剪定中に剪定ばさみがケースから落下した経験についての話がありました。
 剪定ばさみをケースに入れておくときは、ばねを閉じてケースにいれておくのではなく、ばねを解放してケースに密着させることで剪定作業中のハサミ脱落防止を図るのが良いという安全のためのコメントでした。

 すると、4班の大林さんからも、「梯子での剪定作業中に、大枝が梯子に落下することがあり、安全ベルトをつけていたので大事に至らなかった」とのコメントもありました。剪定作業はどうしても梯子を使用することが多い。事故や怪我防止のための貴重な経験談披露でありました。「ボランティアといえど、剪定には責任がある」とは北村先生の教えですが、安全確保も自己責任であることを忘れないようにしましょう。

 3班 古刹の歴史に学ぶ景観づくり

 近江湖東の古刹の一つである高源(禅)寺(多賀町)について、(1)庭木の剪定、(2)庭園への取り組み、(3)竹穂垣の新調・補修、(4)紫陽花の育成、(5)紫陽花の小径の整備、(6)間伐材の活用(ベンチづくり) と綿密に計画を立て、当班のみならず、当寺の庭園や環境を他班チームとも共有経験すべく、松の剪定講習会や紫陽花の合同移植会などを企画し実践しました。
   松の剪定講習会を企画実践                                竹穂垣の作成体験会を企画実践
 
当寺を訪問すると、門に設置された間伐材活用ベンチ、さらに石階段をあがると竹林と調和した竹穂垣が目に飛び込んできます。禅寺らしいピリッと引き締まった雰囲気を醸し出しています。門に入り、階段を登ってあらわれる庭園をどうするか、その取組みや如何と期待されます。紫陽花の成長も楽しみです。

紫陽花の移植地


 4班 介護老人施設「もみじ」の庭木の手入れ、憩の場づくり、竹炭づくりに挑む
 

 (1)季節に応じた庭木の手入れ、(2)プランターでの花づくり、花壇づくり、(3)東屋のテーブル、いす作り、野菜収穫、(4)キウイ棚の作成、(5)竹炭・竹酢をつくる、と園芸全般にかかわる活動を目標に実践中である。換言すれば、”園芸の楽しみを味わいつくす憩の場”の創造に向けて意欲的に取組をすすめています。

目標の(1)の庭木の手入れ、といっても実は施設の全周囲にまたがります。さらには隣接地の竹藪についても繁茂しているため、所有者のご了解を得て伐採作業を行いました。

東屋の近くにジャガイモ畑をつくりました。
最後に、4班の活動報告をみると、まだ中間段階での報告ではありますが、いずれの班も剪定や景観整備で既に目に見えるなにがしかの成果がでていると思われます。各班のこれからの仕上げ活動が楽しみです。

本日午後のクラス活動 文化祭への準備  レイカディア大学文化祭の来場者用プレゼントの準備です。

皆さんよく聞いてくださいね。

 

森野文化委員長より本日の各班の作業内容の説明がありました。

 

1班

2班

3班

4班

 文化祭用準備作業は、前回にびわ湖守山地球市民の森センターでの作業経験を踏まえて今回で2回目です。着々と作業が進められました。レイカディア大学米原校文化祭(7月24日~26日)への来場者は、本日準備した各種材料で、アニメでおなじみのとなりのトトロやドラえもんをモチーフにした木製作品を楽しくつくることができますよ。

 本日はお疲れさまでした。


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