レイカディア大学米原校 40期園芸学科 授 業 レ ポ ー ト    2018年03月29日(木)発行

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日付   曜日  テーマ  講師
3月20日  火   『実生の育て方、管理方』
 ~盆栽を育てながら楽しく生きる~

 大辻 敏雄
 
大辻講師はレイカディア大学園芸学科28期生でした。 ユーモアたっぷりながらも愛情と情熱がこもった講義でした。  
     寺島学科長より大辻講師を紹介     檀上に展示された盆栽
 檀上には大辻講師が育てられた多種多彩の盆栽作品が展示されました。  
中央のポットが1年後のハゼ   1年後が楽しみです
 左より、松コロと種子(黒松、藤、ハゼ、白南天、赤南天)、アミネット、ポット7個

各自の名前入りポットトレイは大辻講師からのプレゼント。園芸学科先輩の大辻講師に感謝。
   
          本日の使用具材                 先ずはブレンド土
 ”畑土は使用しない。種は水がスッと抜けるような土(砂)でないと根が育たない。” 

2~3mmの砂をミックスしたブレンド土。その割合は、桐生砂:朝明砂:超硬質赤玉=3:2:5であるが、本日は朝明砂の代わりに矢作砂とパーライトを使用
   
 
ポットの底にアミネット、底から6割のブレンド土の上に種を蒔く。さらに種から1cm程度ブレンド土を入れる。 松コロには黒松の種を笠の開いた上部あたりに落としてから底から2割いれたブレンド土のうえにこころもち傾けて配置し、隠れるまで培養土(黒い土)をかぶせる
 水やり
種を蒔いたら十分に水をやってください。土の表面が乾いたら水やり。夏は毎日水やり。2~3日家を空けるときは、発泡スチロールに水を張ってしのぐ。

肥料は7月以降に少し油粕をやる程度。

瓦を鉢にする方法。ケト土で外周をつくり中心部にブレンド土を入れて苗を育てる。
   
    ケト土で鉢 
 思わず魅了される盆栽の秘密は、軽石を鉢に使って水を張り軽石にコケを生えさせる方法。    

軽石の鉢

 大辻講師語録

 すべてが生き物。育てる心5つ。
 1 水をやる心
 2 肥料をやる心
 3 消毒する心
 4 剪定する心
 5 植え替えする心

 ワンポイントアドバイス
 ○盆栽でよく使う道具はハサミとピンセット
 ○盆栽は奇数で。ある程度自然体でできる。
ちょっと自慢! 
大辻講師が種から育てた大王松 
手前がハゼ、奥が黒松 


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