レイカディア大学米原校 40期園芸学科 授 業 レ ポ ー ト    2018年01月11日(木)発行

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12月19日   火 剪定の基本・道具の使い方
作業時の安全確保・注意事項 
樹木医
北村正隆先生

剪定ばさみ・・・毎日使っても2年は使用できる。
  ①下で受けて上から押さえる。  ②使わないときは閉めてしまう。  ③はさみを持って上り下りしない。
  ④上で使っているとき下に人はいないことを確認する。

ノコギリ・・・目立ては角度を覚えてやすりで3回こする。
  ①切り残りができないきれいな切り口になるように反対側から受けを作る。 ②周りを回しながら切る。

電動バリカン・・・引きちぎっているようなもの。(エンジン付きもある。)
  ①歯の高さが違うもの。(深いものが切れない・安全面に配慮している。)  ②同じ歯の高さのもの。

手ぼうき・・・ニクロム線を針金に付け替えた方が良い。
  ①先だけを使う。  ②箕を下げながら使う。(正しい使い方をすると穂先は丸くなっていく。)
    
剪定

① 何年前に戻すか考える。② 自然樹形、葉の先が風で揺れる、なびく。③ 光が均等に届く。(光合成)  

① 木の特性を知る。

① 葉のない枝は枯れる。② 立ち枝は大きくなるための枝・巨大化するための枝。 ③ ふところ枝、平行枝、胴ぶき枝等 
     
 ウメ ・ 一般に、「花木は花後に剪定する」ことが多いが、ウメは例外で秋から冬が剪定の適期。
・ 新年を迎えて、花芽がはっきりしてから剪定するのが無難。 ・・・①p76,77引用
・ ウメは萌芽力があり強剪定にも耐えるが、ウメらしい樹形を作ることが大切。
     
 チシャカケ(榊・サカキ) ・神社でよく見かける木。花は白色~クリーム色.径15mm。花期6~7月
・葉は大きく全縁(ぎざぎざなし)で光沢なし。      ②p44引用
 
     
 モミジ ・ イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなどカエデ類の種類は多々ある。
・ カエデのことをモミジともいうが植物分類上では、カエデとモミジは同じ。
・ 植木や盆栽・園芸では、葉の切れ込み数、切れ込み具合で区別している。
・ 葉が5つ以上に切れ込んで手のひら状のものをモミジとよぶ。
・ 葉が3つに切れ込んでいるトウカエデなどをカエデという。
      ・・・①p64,65引用
・ 枝先を折って柔らかな風合いに仕上げる。剪定は落葉後すぐに行う。正月過ぎは遅い。
     
モチノキ  ・ モチノキは果柄の先に果実が1個つき、クロガネモチは3~5個集まってつく。
・ 花期は4月(モチノキ)、 5~6月(クロガネモチ)。 果期はともに10月~12月。
              ・・・②p246,247引用
     
 ヒラドツツジ ・ 常緑性のツツジは、枝数が多く萌芽力も強いので、刈り込みで整えるのが一般的。
・ 落葉性のツツジ類では、枝数が少ないので、木姿を見て枝透かしや切り詰めを行う。
・ 剪定時期は花後すぐがベスト。          ・・・①p96,97引用
・ 花が終わりかけの頃に新芽が出て、夏に伸びた新芽の先に翌年の花芽ができる。 
     
カシ  ・ ドングリの木はない。ドングリはカシの実の総称。
・ シラカシ(葉の裏が淡緑色)、ウラジロガシ(葉の裏が粉白色)、
  アラカシ(葉が硬くて鋸歯が最も鋭い)等がある。
・ 4~5月花期 10~11月果期            ・・・②p272引用
     
サルスベリ ・ 漢字で「百日紅」と書くように夏から秋まで長く花をつける。
・ 花後に急いで剪定すると切り口より土用枝が生きよい良く伸びるので
  花柄を除く程度にする。
・ 本格的な剪定は、冬の落葉期に行う。          ・・・①p88引用 
     
サツマスギ  ・ ヤクスギの別称。
・ スギ(杉)日本の特産種。日本で最も有用な木とされ 、植林の歴史は古い。
・ 現在全植林面積の4割を占め第1位。   ・・・② p299引用
     
オリーブ  ・ 剪定適期は、株が生長を止めている冬場。
・ 樹形を乱す枝を見つけたら、その都度切り落とす。・・・ ① p134引用
・ ほとんどの品種は、自家受粉しないので、実の収穫には2つ以上の品種を混植する。 
     
 サザンカ ・ ツバキもサザンカも萌芽力が強いので刈り込みで、生け垣や円筒形に
  仕立てることができる
・ 自然樹形で楽しむ場合も剪定して木姿を整え樹間内部に通風と採光を確保する。  
                         ・・・ ① p91引用
 参照・引用    
      ①  「ひと目でわかる『庭木の剪定』基本とコツ」  家の光協会  内田 均 監修
      ②  「樹木 見分けのポイント図鑑」        講談社    林 弥栄 総監修

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