2018年08月23日(木)発行 |
日付 | 曜日 | テーマ | 講師 |
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2018年7月31日 | 火 | 校外学習(滋賀県立農業大学校見学) 農業大学校の概要説明・農場見学・農作業安全研修 |
南 敏孝 先生 |
滋賀県立農業大学校概要説明(午前) ・昭和44年4月 県立高等営農学園として開校し、平成元年 県立農業大学校と改称された。 ・現在養成科(2年)と就農科(1年)のコースがあり、養成科卒業生は短期大学卒業と同等の資格があたえられます。 ・一般県民向けには、開放講座があり、花づくりの基礎、果樹栽培の管理、野菜作りの基礎が学べます。 ・農大農産物の直売所が定期的に開催され、一般の人に販売されています。 |
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農業大学校農場見学(午前) ・トラクター運転練習場 ⇒ 農機具格納場 ⇒ 機械研修室、作物実習室 ⇒ 水田 ⇒ 野菜農地畑 ⇒ 野菜、花のビニールハウス ⇒ カキ園、ナシ園、ブドウ園、イチジク園 ⇒ 野菜温室 ⇒ 研修館戻り |
・南先生から農業大学校の概要説明を詳細にわたり受ける |
・ 大学のPCルームでは、農業簿記、確定申告の研修もされているそうです。 |
・大型特殊自動車トラクターの運転練習場があり、ここで練習に励み、守山の運転免許センターで試験を受けるそうです。合格率は40%~50%?位との事。 |
・農機具格納庫には、各種メーカーのトラクターが整備保管されていました。 | ・直播き栽培農法の水田見学では、苗植え水田と変わらぬ生育状態でした。40期生の人も直播き栽培されているとか? |
・スイカの収穫時期は?みんな興味あるみたいでした。指ではじいて音を聞く。高い音はまだ若い、ボテボテとする音は収穫時期らしい。 ・実のついた場所の巻きひげが付け根まで濃褐色になったら収穫時期の目安です。 |
・栽培管理をICTの力により、自動化を目指すハウス栽培棟です。今日は長浜農高生の見学と同じ日になりました。皆さん将来の農業を背負う若者たちです。がんばって! |
・カキ園の見学 みんな暑い中でしたが、熱心に見学! |
・カキ園では、収穫しやすいように両サイドの木 の枝ををアーチ型に誘引していました。地面か ら実までの高さを低く出来ることで収穫が容易 になるそうです。家庭でもこの方法はベターかも・・・ |
・ナシ園の見学中、当大学の副校長が直々に熱心に説明をしていただきました。 | ・ナシの木の寿命は短く、15年位で新しい木に切り替えるそうです。次の世代用の幼木が隣に植えられています。 ・収穫時期の地面の雑草は敢えて刈らずに放置するとのこと。刈ると、雑草の中のハダニが舞い上がり、果実を侵食するそうです。 |
・次のシーズンに向けたイチゴ苗の栽培ハウス ・水耕栽培?で親苗から子ズル、孫ヅルを出し て苗を栽培するそうですが、1株からどれくらい 苗が取れるのか?質問抜けてました。 |
・1鉢から3本の枝が出るように栽培されている そうです。副校長先生(お名前聞かずにすみませんでした)には、予定外の見学者にも拘らず親切丁寧なご指導ありがとうございました。 | ・イチジクハウスでは、鉢植え栽培されていまし た。もみ殻燻炭と堆肥の培養土で非常に軽い 為鉢の移動が容易との事。ただし、水切れが 速いため1日に6回前後水をやる必要がある そうです。 |
・観賞用の茄子の木 まだ実は小さい状態です。 |
・接ぎ木苗の育苗ハウスです。 ・病気に強い台木にキュウリ、トマト等の苗木を クリップで固定されています。(ハウス栽培用) |
・シクラメン育苗ハウス ・ポット裏の養分吸い上げ布へ下のチャンネル を流れる水、養分が供給される仕組みです。 |
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農作業安全研修(午後) ・平成29年度の農作業事故実態調査の説明 ・刈払機の安全作業・・・・・ビデオによる研修 ・ |
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・刈払機の実物による安全工事中 | ・安全な農作業のキホンの資料(草刈り作業の 手順) | ・安全ビデオによる講習。みんな真剣に画面に 見入っていました。 |
・平成29年度の農作業事故に関する講義 ◆29年度の農作業事故は40件 (脂肪3件、重症18件、軽傷10件、物損7件) 作業別では草刈り事故が11件と最も多い ①位・・・草刈り作業 ②位・・・刈り取り・脱穀 ③位・・・耕うん・代かき 機械別では、コンバイン、刈払機、トラクターの 順に事故が発生 ※70%が60歳以上の農作業中の事故 ※月別では、6月、次いで11月が多い。 |
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・午後の安全講義風景 | ||
参照 ① 滋賀県立農業大学校 学校要覧 ② 講義用安全配布資料 |