郷土の庭園鑑賞と管理実習  
 徳源院庭園剪定作業 

 清瀧寺徳源院:宗派は天台宗比叡山延暦寺派。京極氏初代・氏信が京極氏の菩提寺として1283年に創建。京極家の墓所は国指定の史跡。三重の塔は滋賀県指定有形文化財。庭園は滋賀県指定名勝としてそれぞれ指定されている。今回、客殿の裏にある「清瀧の庭」と称されている庭園の剪定を校外学習の場として携わることができた。清瀧山の自然林を活かした雄大な庭園。元々は滝から水が流れ、池には水が蓄えられていたが、現在は枯山水となっている。(1959年:昭和34年の伊勢湾台風で崩壊)
 今回の作業内容ついては石組みも多く、特に大きく育ったサツキを出来る限り小さくし、当初の石組みが自然な姿で見ることができるように、下部元の剪定作業を、また余分な枝を切り払い、全体のバランスを考慮し引き算方式で枝等を除去していくよう指導を受け作業に取り掛かった。
 一方住職からは樒やチシャカケについては大きく育っているが、お盆の備え花として使用するので、剪定の対象外として扱うことと指示があった。
お盆終了後には伐採。伐採することにより、借景式庭園として後ろの風景が一段と生きるようになる。    春の道誉桜・秋の紅葉の庭園鑑賞に是非とも訪れたい場所である。

   
   
     
     
     
 
   
 
作業終了後、山口住職より客殿から剪定作業を終えた庭園を見ながら、徳源院、京極氏について詳しく解説をしていただく。 
 京極氏の菩提寺
   
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