期 日 平成29年6月11日(日) 場 所 長浜文化芸術会館 |
・長浜市冨田(旧びわ町)の浄瑠璃の始まりはこの地に興行に来た人形芝居の一座が大雪に見舞われ興行が成り立たなかったため、
旅費の代わりとして宿に人形を置いて帰りその後、村の芝居好きの人々が集まり、その人形を使って浄瑠璃の稽古を始めた
のが冨田人形浄瑠璃の起源とされています。 以来、冨田の人々はこの人形を受け継いでこられたそうです。
舞台に立つのは、「人形遣い」と「太夫」で1体の人形を、1人目が顔と右手を遣い(主づかいで、この人のみ顔が見えます)
2人目が左手、3人目が足を使って、それぞれの動作を組み合わせる事により「人形」がより人間以上の動き出します。
感情を込めての動作をいかに出すかここが見せ所です。
それに対して「太夫」は、物語を奏でる三味線の音色が、観ている者の気持ちを盛り上げ、その情景に誘い込むような
不思議な力があります。
太夫の語りはとても素人とは思えませんでした。特に女声の艶っぽい語りには”うっとり”です。
「人形遣い」と「太夫」の呼吸を揃えるのには見ていても大変だなと思いました。
素晴らしいものを見せて頂きました!
しかしながらこれだけの伝統芸能を継承していくのには色々大変だと思います。
レイ大生貸し切りです | 鑑賞前に団員の皆さんより物語と人形の仕掛けやどういった風に遣うかなどの説明が | |
3人でひとつの人形を動かされています。タイミングを合わすのが難しそうです。 | ||
出演者の皆さん | 留学生の方も多く習われています | 近くで見せて頂きました |