家庭菜園、果樹栽培管理のまとめ
 レイカディア大学
米原校
園芸学科36期生
情報委員会編集
平成27年8月31日
 
 授業日:H27年8月25日

講師:南 敏孝 先生
  本日は果樹や野菜の栽培の卒業前の
集大成として滋賀県の園芸生産の
現状や果樹栽培、野菜栽培の管理に
ついてテキストを中心にした
座学講義をしていただきました。
   

             滋賀県の園芸生産の現状と課題

     園芸品目算出額(H25年度):滋賀県の算出額:618億円

 野菜:86億円(全国45位)
 花卉:11億円(全国44位) ⇔  米の算出額 377億円(全国18位)
 果樹:6億円(全国47位)

(課題)
     園芸品目の生産が非常に少ない、自給率(米200%以上、野菜40%)
(理由)
        1.高い水田率 93.2%(全国2位)
        2.高い副農的農家率 70%(全国3位)
    ⇒土壌条件が園芸品目栽培に向いていない(排水が良い圃場が少ない)
     又、土日中心の農作業であり、手作業が多い園芸作物が敬遠される

 ◆果樹の管理について(滋賀県栽培で可能な果樹について)
各種果樹の作り易さ
樹種 剪定 摘蕾
摘果
袋掛 授粉
モモ ×
ブドウ ×
ウメ × × ×
オウトウ × × ×
クリ × × ×
リンゴ ×
ナシ
カキ × ×
(○:必要△:した方が良い×:ほとんど必要ない
果樹の稙栽に適する気象条件
樹種 年平均気温  4~10月の
平均気温
 年間降水量
モモ 9℃~ 15℃~ ~1.300mm
ブドウ 7℃~ 14℃~ ~1.600mm
欧州系は~1.200)
ウメ 7℃~ 15℃~
オウトウ 7℃~14℃ 14℃~21℃ ~1.300mm
クリ 7℃~ 15℃~
リンゴ 6℃~14℃ 13℃~21℃ ~1.300mm
ナシ 7℃~ 13℃~ ~1.200mm
カキ 13℃~ 19℃~
 

*栽培に当たっての基礎知識詳細は講義資料を参照してください(クラス内情報に載せています)

●滋賀県内の主要品目
      1位:クリ 2位:ブドウ 3位:ナシ 4位:カキ 5位:ブルーベリー 6位:イチジク 7位:ウメ 8位:モモ 8位:オウトウ


◆野菜栽培の管理(特に土づくりについて)
堆肥の種類と特徴
堆肥の種類 チッソ  堆肥量の目安 使用上の注意点
牛糞(発酵) 0.5% 2Kg/㎡ 肥料効果低い 持続性ある
牛糞(乾燥) 2 2 虫害(ウジ) 加水でガス発生
豚糞(発酵) 1 1 速効性
豚糞(乾燥) 3 0.5 虫害(ウジ) 加水でガス発生
鶏糞(発酵) 1 0.5 肥料効果高い
鶏糞(乾燥) 3 0.5 虫害(ウジ) 加水でガス発生
バーク堆肥 0 1 腐りにくい 虫害(コガネムシ)
籾殻堆肥 0 1 通気性が良くなる 腐りにくい 
・発酵していない堆肥(乾燥・生)は、作付2~1ケ月前施し、土と混ぜておく。
・おが屑を含む堆肥は、半年以上寝かせて発酵させるか、土に混ぜて
1ケ月以上してから作付
石灰の種類と特徴
種類 特徴 施用目安
生石灰 ・効き目早い
・PHの上昇が著しい
・施用後、7~10日明けてから肥料を散布
・水と反応して発熱
7g/㎡
消石灰 ・効き目早い
・生石灰に次いでPHが上昇
・施用後、7~10日明けてから肥料を散布
90g
苦土石灰 ・遅効性
・肥料と同時に散布可能
・施用後、直ちに作付け可能
・Mgが補給出来る
100g
有機石灰 ・貝殻を粉末にしたもの
・遅効生
・肥料と同時に散布可能
・施用後、直ちに作付け可能
120g
*種子の選び方~病気・害虫までの一連の管理については講義資料を参照下さい。
「稲とお米のものしり

・1本の苗からは5本以上の穂が出ます。(1株では20本前後)
・1本の穂には、約80粒の米が稔ります
・1株では、約1.500粒の籾(米)になります
(10aに18.000~20.000株、2.800万粒/10a)

・お茶碗1杯に約3,000粒の米があります
・お茶碗1杯のご飯には2株必要です
・お茶碗1杯のご飯(米代)は、約15円です。(10Kg3.000円の時は約18円)
~南先生の資料より~


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