巨木・名木を訪ねる  講師

   辻 宏朗先生
   レイカディア大学
     米原校
    園芸学科36期生
    情報委員会編集
    平成27年7月7日

6月9日 あいにくの雨空でしたが36期園芸学科生は、辻先生の引率で米原市内の巨木・名木見学に行きました。
昨年、7月15日の湖南・湖東の見学に引き続いての県下巨木・名木の訪問でした。

番場・蓮華寺の一向杉
   
   樹高31m、幹周り5.5m 樹齢700年
一向上人が、荼毘に付された跡地に植えられたものといわれています。
葉っぱは長く(2cm)でよじれています。これは葉っぱが長くよじれていることにより、雪が葉っぱに積らない。雪が多い土地に合わせて育った結果だと教えて頂きました。

 清滝のイブキ   樹高10m、幹周り5.7m  樹齢700年
県内最大級のイブキの巨樹で、鱗状の葉が繁ってる様は神秘的でした
ここから200㍍参道を上がった所に京極氏の菩提寺である清滝寺徳源院があります。
◆ 杉沢のケヤキ   樹高27m、幹周り5m 樹齢600年
 ケヤキが杉の樹を抱え込むように生長した姿は、不思議な光景です。
杉は深根性で、ケヤキは浅根性なのでうまく棲み分けているのであろうと説明を受けました。

 まがたに

曲谷の乳イチョウ
   樹高28m、幹周り6・6m 樹齢300年以上
誰もが、なんと奇妙な姿の銀杏の樹だろうと思います。多くの気根が垂れ下がり乳児をもつ母親からはお乳がよく出る様にと崇められ別名「乳いちょう」なとるほど納得する姿でした。
 
 よしつき
 ◆吉槻のカツラ
樹高20m、幹周り8.6m 樹齢1000年
「槻」はケヤキの古称で、東大寺建立のために良質のケヤキを献上した際、「よいケヤキであった」
ということで「吉槻」の地名を賜ったといわれています。


 ◆長岡神社のイチョウ
   樹高27m、幹周り5.7m 樹齢800年
今なお樹の勢いが旺盛な県内第一位の巨樹であるといわれています。
境内にはケヤキの大木もあり、国の特別天然記念物に指定された「長岡のゲンジボタル発生地」と自然いっぱいの素晴らしいところでした。
長岡神社の石燈籠     さらには、地元の人が大石を集めて長年かけて築かれた自然石の大灯籠は圧巻でした。

 園芸科授業の一環として巨木・名木めぐりをしましたが、私たちの郷土滋賀にはまだまだ巨木・名木が数多くあります。
先人が野神として崇拝してきた巨木(歴史の生き証人)を、卒業後も時間をつくって訪れたいと思います。

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