レイカディア大学
米原校
園芸学科36期性
情報委員会編集
H27年3月3日
授業日:H27年2月17日
講師:南 敏孝 先生
前期選択講座の一環として、果樹の見学と剪定実習が「滋賀県立甲良養護学校」
と「甲良町長寺のゆず公園」で実施されました。甲良養護学校は昨年8月に
庭木剪定で、ゆずの里は今年1月に訪問、今回2回目の実習です。
「滋賀県立甲良養護学校」は互いに励まし助け合い、たくましく生き抜く力を持った心豊かな児童生徒を育成するために、H8年に開校され、小学部、中学部、高等部
から構成で、現在約180名の生徒が近隣より通学し、勉学に励んでいます。
校門より学校建物遠望
~校内の果樹の剪定実習~
剪定の目的
1.毎年安定して”良い果実”を成らせる。(品質・収量の確保)
2.”管理しやすい樹”の型に整える。(作業性をよくする)
3.”健康な樹”の状態を維持する。(寿命を延ばす)
剪定の基本
1.樹の内部まで日が当たるようにする。
2.枝を透かして風が通るようにする。
3.樹形を乱す枝は早めに取り除く。
4.強い枝は弱く霧、弱い枝は強く切る。
5.若木は弱く切り、老木は強く切る
(先生の「果樹の冬場の管理」講義集より抜粋)
ブルーベリーの剪定
前年に結果枝ができてその先端及び
頂部腋芽に着果する
クリの剪定
今年結果枝が出て(新梢)その葉腋に
着果する
モモの剪定
前年に伸びた枝の花芽が直接開花し
着果する
ウメの剪定
前年に伸びた枝の花芽が直接開花し
着果する
ブドウの剪定
今年結果枝が出て(新梢)その葉腋に
着果する
ナシの剪定
今年結果枝が出て(新梢)その葉腋に
着果する
キウイの剪定
今年結果枝が出て(新梢)その葉腋に
着果する
カキの剪定
今年結果枝が出て(新梢)その葉腋に
着果する
リンゴの剪定
前年に伸びた枝の花芽が直接開花し
着果する
ミカンの剪定
春枝・夏枝ともに先端部分に花芽が分化し、
着果する。他は葉芽になる。
剪定後
ブドウ棚も剪定でスッキリ
剪定後
キウイ棚もスッキリしました
~ゆずの里へ移動・剪定実習~
(ゆずの里は1月に続き先生の指導による本格的な剪定を行う)
先生よりの剪定方法の仕方について
実践講義
ゆずは樹勢が強いので込み合った
主枝の強制削除を行う
棘に悩まされ乍らの剪定
実習の終りに公園管理者の方より
暖かいお茶のおもてなしを受けて
楽しい語らいで花を咲かせて
終了いたしました。
実習お疲れ様でした。
米原校園芸学科36期生ホームページに戻る