春の花の種まき実習  レイカディア大学
米原校
園芸学科36期生
情報委員会編集
平成26年10月10日 
 
業日:H26年9月24日

講師:南 敏孝 先生


 
 
 

 午前中は草花の種まきについての要点
 (時期、まき方や培養土)等や管理の
 基本を講義いただきました。
 
 午後は実際にプラグトレイに秋まきの
 種を7種類播きました。これから芽吹き
 から植付、開花までの育成が楽しみ
 です。


















 
「発芽の三条件」
 
 
○温度: 種類によっていろいろあるが
      春まき  20℃~25℃
      秋まき  15℃~20℃

 ○水分:水分は多すぎると酸素不足になる。途中で切れないこと。
 
 ○酸素(空気):充分に

 ※光線があると発芽しないもの、関係ないもの、必要なものがある。
  ・あると発芽しないもの(種子の大きなものに多い)
     キンセンカ、スイトピー、ヒョウタン、等
  ・必要なもの(細かい種子に多い)
     ベコニア、プリムラ類、キンギョソウ、等


    
~以下詳細は南先生の講義集
           (クラス内情報に載せています)でご覧を~

     


~午後からは下記7種の種播きを行いました~

・パンジー(ミックス色)・クリサンセマム(ノースボール白)・クリサンセマム(アップライトイエロー)
・ダスティーミラー(シルバーダスト)・デージーエトナヤオ(赤)・デージーチロリアンデージーヨゼフ(白)
・ナデシコF1テルスター混合

 

トレイに土入れを行い、ならす~
・プラグトレイ(20穴×10穴 200穴用)
・培養土:T社製含水使用培養土を使用
 

~袋より種子を取り出し各個人へ分配~

 

~息を殺して慎重に、慎重に植付~




~開花予想写真~
 
パンジー(ミックス色)
 
クリサンセマム(ノースポール白
 
クリサンセマム(アップライト
イエロー)
 

ダスティーミラー(シルバー
ダスト)
 
デージーエトナヤオ(赤
 
デージーチロリアンデージー
ヨゼフ(白)
 
ナデシコF1テルスター混合
各自播いた種は写真のような
美しい花を咲かせる事が
出来るかな?

学んだ知識を実践し、愛情を
持って育ててみよう。


ちょつとコーヒーブレイク ~なぜ、花は春と秋に咲くの?~
なぜ、多くの植物たちが、春と秋に花を咲かせるのか?

植物には、暑さや寒さに弱いものが多く、暑さに弱い
植物は春に花を咲かせ「タネ」をつくり、寒さに弱い植物は
秋に花を咲かせて「タネ」を作る。そして「タネ」の形態で
夏、冬の厳しい季節を乗り越え、子孫を残していきます。

又、植物には、葉っぱで夜の長さを図り、暑さ、寒さの訪れを
前もって感知する能力があり、ツボミ、そして大仕事である
婚活の為の魅力的な花を咲かせ、タネを作るのだそうです。

「植物のあっぱれな生き方」より

自然の中を生き抜いている植物の生き方には感動させられる
 園芸学科生として是非一読してみたい本です。
 

田中修 著
幻冬舎新書 ¥760

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