郷土の庭園鑑賞と桜並木の見学
レイカディア大学
米原校
園芸学科36期生
情報委員会編集
H26年5月29日
 平成26年4月15日 北村講師の案内で彦根城玄宮園の庭園鑑賞と樹木観察の校外学習がありました。


何故かこの土地周辺に多いと云われるイスの木。葉に出来た虫による虫えいが多く見られた。



家臣の作と云われる庭にも歴史が有り、当時は本来ならば隠すべき城を樹木を伐採して、見える様になったのは最近の事です。

       
現在の城の姿      10数年前の写真


                                             

  国の名勝に指定された、大名庭園の鑑賞もゆっくりと説明を聞きながらでは 見かたが変わります。   

田んぼの跡  龍臥(りゅうが)橋 船着き場
 

当時の優雅な舟遊びの様子が伺える庭園を周り、改めて新しい発見が有ります。

     
 
 
 何度か訪れていた玄宮園でしたが、今までとは違った印象で鑑賞し色々学ぶ事も多くて、大きな収穫が有りました。
有意義な半日が過ごせました。



午後からは平田川桜並木の見学です。


 平田川「桜の取り抜け」を造る会の事務局長(樹木医)川崎先生の案内で桜の木について学習しました。


ソメイヨシノが終わりかけて、しだれ桜が満開、八重桜は咲き始めの頃ころでした。桜は3回見に来るものだそうです。




先生より会の概況や桜の害虫、剪定 について講義を受けました。

会の発足はH12年4月、オーナー制で
南(左岸)に70本、北(右岸)に50本が
植栽されている。彦根市や滋賀県から
数多くの表彰を受けておられます。

 
桜が成長するにつれて数々の病害虫が
発生。防除については環境に配慮した
実施を行っている。エントツ虫(モンクロ
シャチホコ)は木の枝を行列して移動する
面白い習性のお話が印象的でした。

 
桜の整枝・剪定のポイントは、枝の付け
根から切る「枝抜き剪定」で行い、枝の
途中から切る「切戻し剪定」はしないこと。
特に切り口から腐朽菌が入り腐りやすい
ので、殺菌剤や融合剤を塗布する。


講義の後、ゆっくりと現場巡回しながら教えていただきました。
 
平田川の桜(ベルロードの橋より
上流方向を撮影)
 
原木で害虫の説明をいただく

切り口への塗布(カルスメイトを使用)
2月、桜手入れ剪定時の写真です


川崎先生には2月12日に平田川桜の剪定で、大変御世話になりました。
情報委員3名共に体験学習の初参加で不安でしたが、先生の配慮で資料を
沢山用意して頂き又女性にも出来るようにとイラガ虫の卵の駆除を指導して
頂きました。桜の木を見ると卵の取り残しが無いか気になります。
桜の花も見事に咲き誇り、先生の努力された姿の様です。
今後も彦根城桜の施肥共に参加させて頂き学ばせて頂きたいです。

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