(ボランティア体験の広場)

 

1.ボランティア活動実施日 平成23113日(木曜日)

2.実施場所 と 内 容    西の湖(安土)葦苅り作業

活動実施(報告)      レイ大米原校第33期園芸学科 

地域活動委員長  山 岡  勉

1   はじめに

 大寒を1週間後に控えた1月13日の厳寒日、我々レイカディア大学米原・草津校第33期生(231)は、ボランティア活動で西の湖の葦刈り作業を行い、環境保全活動の一翼を果たせることが出来ました。    

その日は、前夜来の降雪で朝になっても小雪がちらついており、当作業が危ぶまれましたが、日程の都合等で作業を決行しましたところ、幸いにもお日さまが薄日ではあるものの味方になって下さり、全員が怪我や発病者もなく無事に初期の目的を達成することが出来ました。

作業に当たられた皆様方には大変ご苦労様でした心から敬意を申し上げます。

また、参加者は米原校だけでも91,5%と高く、みなさんの仕事ぶりも真剣そのもので、ある新聞記者も感心しておられたようであります。

2  事前準備状況

(1) 実地踏査

地域活動委員は、両校事務局員、草津校地域活動委員と合同により、事前に3(11/1311/25,1/12)の現地視察、作業要領の体験学習、及び駐車場区域設定、葦刈り現場の担当区設定、荷造り紐の切断作業など諸準備と最終的な役割り分担の指定を行ったところであります。

(2) 計画案内文書発出

  11月16日、今回のボランティア活動(西の湖における葦刈り)の計画通知文書を33期生全員に発出した。

(3) 班編成             

12月14日、葦刈り日の集合に際し、全員の配送区分、及び作業員の班編成(刈り役・荷造り役・運搬役)設定した。

(4) 最終確認

1月6日、33期生全員に葦刈りの実施要領とワークショップ時のテーマについて口頭説明し、併せてスムーズな進行について協力を依頼する。

(5) 連絡調整

  当校と草津校の進め方に齟齬のないよう、委員長間で常に連絡を取り調整しながら連携を図った。

3 検討事項 

 今回のボランティア活動にあたり、多様な意見・反響が多かったが、基本的には次のようなものがあった。

(1)     葦刈り作業

  (ア)    葦刈り

◎ 葦刈りの意義・必要性で、西の湖の環境保全が琵琶湖保全につながっていることが作業を通じて十分理解できた

  民有地である中で、刈り取った葦の処理団体、処理状況、処分先、などについて何も説明がなく、地元指導員等  は「耕作地を荒らすな!」など云うだけで、具体的な現地指導はあまりなく、当ボランティア行為に理解し難い  面もあった。

◎ 葦刈りすることで水質浄化や環境保護という意義・必要性は認識出来たが今後は、土地管理者が公的機関・団体  であるほうが良い。

  (イ)    荷作り

   縄結びを教えていただき参考になったが、切り株跡が多い中での束ね役は、つまづき転倒防止に大変気配りした

◎ 約2時間の“立ち仕事”で腰かける場所もなく、「3名一組」の班編成も無意味に終わった。


  (ウ)    荷運び

◎ 集束場所までの運搬は、ぬかるみで歩きにくく重労働であった。

◎ 集荷場から軽トラックでどこかに運んでいたが、我々は単なる手伝い程度に過ぎなかった。

  (2)    ワークショップ

    丹波先生は、葦刈りの意義、重要性を説明され一応理解出来たが、もっと早めにして欲しかった。

    場所が狭く、話もあまり聞こえなかったが司会者の進行要領は効果的になされたが、次回は合同でない方     が良いと思う。

    葦を利用した簡単な物品[笛・すだれ等の作り方を教えてもらい、ボランティア活動は、なお一層効果的、魅力  的

 (3)    その他

    今回のボランティア作業にあたり、参加率、各人の社会参加貢献の意欲が相当あることが伺われた。    

    当初から葦刈り作業行為のペースが速く大変疲れたが、切り株で座る場所もなく10分程度の休憩時間が欲し   かった。

  (4)    次期生に向けた事項

  (ア)レジュメの事前配布

 午後のワークショップがスムーズに進めるため、葦刈り実施時及び中止時の際のレジュメを事前に配布してお き、全学生に考察してもらった。

(イ)  
アンケート実施

今回のボランティア活動の参加者に対してアンケートを行い、次回の参考資料とした。

4 むすび

 滋賀県は環境保全の先進県となるためには、もっと琵琶湖の水質保全や自然の環境保全に力を注がなければならないと考えております。

その一環としてレイカディア大学33期生からボランティア活動が必修科目に取り入れられ、今期生が第1回目の西の湖の葦刈り活動が執り行われたところであります。

学生もこれに呼応して出席率や参加意欲も大変高かったと思いました。 

また、ほとんどの者から、将来これを継続して行く旨の希望意見がありました。

 終わりに、我々地域活動委員一同、至らない面がたくさんあったと思いますが、今後なお一層の努力をいたす所存であります。

 以   上   

 * ボランティア風景
     
 
 
 

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