必修講座【二年次:後期】 4/2011-9/2011    
    このページは一般教養である必修講座のカリキュラムや受講記録などを紹介します。
                                          〔敬称略〕
NO 年 月 日  講座の領域・分野 講 義 の テ ー マ 講   師
 76    
9.1/2011
13:00-15:00
人間理解
(健康・保健・安全)
    
 第二の人生 精一杯生きる
 〔サブテーマ〕
   心と身体の健康
 北村 隆子
  (滋賀県立大学人間
  看護学部教授)
  

  「認知症になったらどうしょう」「寝たきりになりたくないわ」と言う私達高齢
 者の不安
を解消するためには、①活動と休息を良くバランスさせること。②身体が
 持つ本来の機能
を活用し、生活機能の低下を防ぐこと。③「生活を楽しむこと」「
 人びととの交流を図るこ
と。」「張り合い・生きがいをもつこと。」④これらを通
 じて「自己実現」「自己表現」を行
なうこと。などをしっかり実施する必要がある
 。特に「歩くこと」は大変重要であり、「大
地をつま先で蹴る」という正しい歩き
 方をマスターし健康を増進させたい。〔当番記〕
75     
9.1/2011
10:00-12:00
    郷土理解
(自然・歴史・文化・芸術)
  
 近江の中世村落  水野 章二
  (滋賀県立大学人間
  文化学部教授)
  
    
  私達の住む近江の国は古来から都の至近に位置し、びわ湖の集水域であることか
 ら農
業・漁業・林業・交通・流通などの社会的分業が高度に発達したこと、また、
 びわ湖が最
大の水上交通路であることから、東国・北国と畿内の接点として京都を
 直接的、人的物的
に支えると共に京都文化を直接輸入する位置にあったので、全国
 でも最も発達した村落が
成立したとのこと。今後、少子高齢化社会の進む中で私達
 はどのように生きていくか?
それは「中世以来の近江の村落共同体の事例」を良く
 学び、それらを参考に、地域社会の
絆をベースに新しい町づくり・町づくりを進め
 ことが大事と学んだ。〔当番記〕
74     
8.25/2011
13:00-15:00
    郷土理解
(自然・歴史・文化・芸術)
   
  花のある暮し  城山  豊
 (水生植物公園水の森
 園長)
  


  花は人間に『潤いと安らぎ、感動』を与えてくれるものである。花の嫌いな人
 はいないであろう、環境に優しい趣味の園芸に皆さんも挑戦してみてください。
 と水生植物公園みずの森園長の城山さんは熱く語られていた。〔当番記〕
73      
8.25/2011
10:00-12:00
人間理解
(健康・保健・安全)
 
  脳に効く睡眠学   宮崎総一郎
  (滋賀医科大学特任
  教授)
 

  非常に簡潔明瞭な話術で、聴く者を引きつけるような講義内容であった。睡眠
 学講座を日本で初めて開設された先生で睡眠と健康・病気がどうかかわっている
 のか、なぜ睡眠が重要なのかについて冊子とパワーポイントでわかりやすく講義
 された。現代社会は、夜型生活が一般化しており快適な睡眠を妨げる環境の中で
 、各自が睡眠の大切さを自覚して、意識的に快適な睡眠をとるよう努力をするこ
 とが求められている。
 一日の約三分の一を睡眠時間に費やしている日常生活において、快適な睡眠をと
 るための普段の努力をすることは、健康管理においてとても大切なことを学びま
 した。〔当番記〕

   
72     
8.4/2011
13:00-15:00
  
人間理解
(家族)
  
 夫婦と親子の今昔
 〔サブテーマ〕
  これからの家族を考える
 ために
  八木  透
  (佛教大学歴史学部
  教授)
 

  日本の家族について、自分の生い立ち等、具体的にお話をいただき分かり易か
 った。子供の出生についても、多産多死多産少死少産少死と変化して、そ
 れに伴い家族関係も変化してきている。昔は子供は「生産財」であったが、今は
 「消費財」に変化してきている。また、夫婦についても以前、離婚は夫婦のリセ
 ットであったが、現在は仲良く付き合うように変わっきている、家族の崩壊も男
 と女のギャップがあり、男は10年遅れていると言うお話もあり、私達の年代で
 は多少理解に苦しむ点もありました。昔の家族がいいのかわかりません?
〔当番記〕

71   8.4/2011
10:00-12:00
 
 人間理解
(健康・保健・安全)
 
  日常生活の動きとその応用  七里 展子
  (佛教大保健医療
  技術学部講師)
   
    講義内容については、①加齢による身体機能変化②活動する時の姿勢の大切さ
 ③立つ・座る時の姿勢のチェック④日常生活の中でできるエクササイズについて
 学びました。日常生活の中で、動作等に一寸と気をつければ健康維持が図れるこ
 とを具体的に実演を交えて指導いただいたので非常に分かり易かった。今まで、
 日常生活の動作について、そこまで深く考えて行動をしている人は少ないと思わ
 れますが、今後は少しでも健康維持をはかっていくために、実践したいと思いま
 す。〔当番記〕
  
 70    7.28/2011
9:00-14:30
  
ニュースポーツ大会
(開会式・競技・閉会式)   

  午前9時30分より、学科別入場行進・開会宣言・校歌斉唱・運営委員長の開会挨拶・来賓および事務
 局挨拶・選手宣誓・準備運動(ラジオ体操)等があり、その後、ニュースポーツを体験した。今年度体験
 したニュースポーツは ①囲碁ボール ②公式わなげ ③室内ペタンク ④ラダゲッターの4種目で私達
 の年齢にあった運動であり、かつ、多少知力を求められるスポーツでもあった。


       
     32期地域文化学科   西森運営委員長の    門居文産館長の    奥村米原校事務局長
     の入場行進です  ご挨拶         ご祝辞         のご挨拶

       
     鈴木さんの選手宣誓   ラジオ体操です     ニュスポーツを体験しています
                        〔ラダーゲッター・囲碁ボール・室内ペタンクなど〕


  午後1時より、レクレーションダンス(曲目:レイカディア讃歌・北国の春)、レクレーションゲー
 ム(種目:ふわっと空中戦・ジャンケンボール)の体験があり、他学科との交流親睦をも図ることがで
 き楽しい1日であった いずれにしても卒業まで残すところ僅かである。先ずは健康に留意し 学んだ
 ことを糧にして意義のある行動をしたい。〔当番記〕
 
 
      
        レクリエーションゲームおよびダンスを楽しんでいます       閉会式風景
      〔ふわっと空中戦・ジヤンケンボール・ダンス(北国の春)など〕
  
 69    7.22/2011
10:00-12:00
  
   学習成果発表会(ステージ発表の部)
(開会式・発表・閉会式)

                
        開会挨拶は山村文化       来賓挨拶される宿久     開会宣言は松居文化委員
     委員長            県社協振興部長


             第32期地域文化学科のステージ発表風景
                
       〔学習成果発表〕         紙芝居の実演       〔南京玉すだれの実演〕 
    
      
     第32期地域文化学科の     学習成果の概要       近江学の学び振り返り              ステージ発表テーマ

    【午前の部
     
  1.33期  園芸    自然(園芸)との共生     
        
2.33期  生活科学  栄養の科学、福祉用具センターの見学と車椅子体験 
     
  3.33期  健康レク  出会い・はつらつ燦燦と 

     
  1年生にとっては初めての経験であり、戸惑いや逡巡があったように見受けました。しかし
     各科とも1年間の学んだ成果を自分達自身で確認すると共に、全校生に報告する事が出来た
     と思います。これからも学習に集中し一層の精進を期待します。


     午後の部
        
4.32期  健康レク  心とからだの健康づくり
        
5.32期  生活科学  笑顔Ⅱ  
  
    6.32期  園芸    園芸を学び、ともに実践
      7.32期  地域文化  私達が地域文化学科で学んできたこと
        8.葦笛アンサンブル   よし笛の合奏

      流石に2年生は全般的に
経験に溢れた発表内容であり見応えがありました。特に各科とも、
     「創作ダンス」や「紙芝居」など学習成果を実践的に「見える化」していことは自分達にと
      っても、後輩である1年生にとっても大変良かったと思います。〔情報委員記〕
 
68     7.21/2011
10:00-12:00
  
学習成果発表会(展示の部)
(準備・展示・鑑賞)   

       
    第32期地域文化学科の展示コーナー       暑さの中での展示作業です

 
      第32期地域文化学科の展示コーナー全体図 (実際の展示会場は直線です。)

 【午前の部】(10:00~12:00)
    
イベントホール集合後、学科毎に展示発表のパネル・部品・机等必要数を運び出し組み立てる。
   その後、各学科で学んできた授業の成果の展示物を、それぞれ趣向を凝らして展示。
  【午後の部】(13:00~15:00)
    各学科とも昨年10月から学んできた内容を、パネルに写真・図・イラストそして表や文章にし
   て発表、また、机の上には製作したいろんな作品を所狭しと展示し学習の成果を披露していました
   。特に32期の各学科は2年間の学習の総仕上げであり、どの学科も力が入っていました。
   
【園芸学科】盆栽・コケ玉・鉢植え(接木)・石組石鉢など月日のかかった製作品と思えた。
   
【生活科学学科】健康食・藍染・手作り扇子など多分野の学習であったことが伺えた。
   【健康・レクレーション学科】 
手作りダンスそしてその衣装も手作り・よし笛・ウォーキングと
                 やはりいろんな形で身体を動かすことを学んでこられたことが表現
                 されていた。

   【地域文化学科】
2年間の学びを具体的にこれから地域の中で生かしていくことを発表している。
                                          〔当番記〕

    

67
  7.14/2011
10:00-12:00
 
 郷土理解
(自然保護・環境保全)
  緑の分権改革と森林保
 護の循環活用
 〔サブテーマ〕
  「kikito」の挑戦 
 山口美知子
  (東近江市緑の分権
  改革課主幹) 
    「kikito」という、小規模、分散型の地方自治組織を作るため、木材供給・
 利用、それと事業経営の確立を目指して、プロジェクトを作りだした。滋賀(
 東近江)における林業を基本に置き、量・質・価格を追及しながら、森の再生
 、緑の分権改革を目指す取り組みを行ってきた。中小企業等から、小口の出資
 を募り、木材の間引き及び里山つくりと、それにより資財確保を望む。そのた
 めのロゴマークを作成し、ロゴを通じて若者達にも訴えようと、試みるが、果
 たして、kikitoの挑戦は持続可能な山村の再生は出来るのか、期待したい。
                                (当番記)   
  66   7.7/2011
10:00-12:00
 
 人間理解
(仲間づくり)
 甲良のまちおこし
 〔サブテーマ〕
  せせらぎ遊園と三大偉人
 園城  忠
 (滋賀県レイカディア
 大学米原校地域文化学
 科31期生) 

 ・ 今回の講師は、1年先輩の31期生地文科卒の 圓城 忠様でした。現在は甲
 良町の観光ボランティアガイドとして、また、文化財専門委員として活躍され
 ています。甲良町では、昭和56年から町おこしとして圃場(ほじょう)整備に着
 手。13集落が農業用水の整備を通じてそれぞれ地域が持つ特性=お宝を掘り起
 し、個性のある村づくりを推進。また、それらに地域の伝統芸能が絡められ、住
 民の愛着と世代交流の場に繋がって行く様子が、ビデオからよく分かった。
  また町では、甲良町輩出の三人の偉人(京極道誉、藤堂高虎、甲良豊後守)
 「甲良町の三大偉人」に位置づけ、先の13集落の無形有形の地域紹介と合わ
 せ、町全体の観光資源としてPRされている。今回、そういった幅広い取組み
 内容が紹介され、より分かりやすいまちづくり活動だと思った。〔当番記〕

   
65      
6.30/2011
13:00-15:00
  
   郷土理解
(自然保護・環境保全) 
 
 地球温暖化とびわ湖
 〔サブテーマ〕
  びわ湖の環境変化
 
 遠藤修一
 (滋賀大学教育学部
 教授
 
  多方面からの考察した琵琶湖のお話があり、琵琶湖そのものについての理解
 を深めることができた。まとめとして、低酸素化の直接の原因は地球温暖化で
 はなく「富栄養化」である。私達に求められているのは、冨栄養化を防止し、
 きれいな琵琶湖に戻すための努力をしなければならない。日頃琵琶湖の恩恵を
 受けて生活してきた私達が何を為すべきか、問われている。考えなくては!
 (当番記)   
  64    
6.30/2011
10:00-12:00
  
人間理解
(福祉・人権) 
 
 障害者の暮らしを支援する
 〔サブテーマ〕
  ノーマイゼーションの
 実現に向けて
 
 中島秀夫
  (障害者自立支援
  協議会事務局長)
 
  滋賀県における障害福祉の先達者として、糸賀一雄・池田太郎・田村 一、
 三人の先生の名前があげられる糸賀先生は「この子らを世の光に」→「この子
 らに世の光を」とせず哀れみの政策ではなく、この子らが自ら輝ける社会、こ
 の子らが生まれながらにして持っている、人格発達の権利を保障しなければな
 らないこの言葉に感動する。また、まとめとして障害者自立支援法の一条にあ
 る「障害のある人が普通に暮らせる地域つくり」心がける必要があるのでは、
 また障害者、高齢者の生活しやすい社会は全員が生活しやすい社会「ユニバー
 サル社会」のの実現が大事である。その社会の実現に向けて微力ながら努力し
 なくてはと思った。(当番記)   
 63   6.23/2011
13:00-15:00
 
社会参加
(生涯学習) 
観音正寺復興と三法灯請来   岡村瑞應
  (観音正寺住職) 
    西国三十ニ番札所の由緒ある観音正寺の住職であり、直ぐに感動し涙するご
 性格から、別名「感動坊主」として名高い岡村瑞應先生から心に響く素晴らし
 いお話をお聞きしました。要約すると、1.自分の命は親からもらったもの、
 両親の結婚という縁のお陰げで命を授かること。だから、子どもとしては親へ
 の恩返しはどんな状況に至っても一生懸命に生き抜き、決して命を粗末にしな
 いこと。2.また、人間は何らかに対して畏れを抱いて生きている。それを救
 ってくれるのが「信仰であり観音さん」。このことが現世利益である。これら
 のシンプルで示唆に富んだお話はしっかり後世に伝えていかなければならない
 。(当番記)
 62  6.23/2011
10:00-12:00
 
   郷土理解
(自然保護・環境保全) 
  早崎内湖の自然とのかか
 わり
   ~歴史から見た内湖へ
   の再生~ 
 倉橋義廣
 (早崎内湖ビオトープネットワーキング会長) 
  先ず、ビオトープ(Biotope)とはドイツ語のBio(生命・生物)とTopos(空間・場
 所)の複合語で「生物の棲むところ」と言う意味であることを学んだ。早崎ビ
 オトープは、琵琶湖に接した小さな湖であった早崎内湖が1965年、国の方
 針で干拓事業がスタートし1969年農地化されたが、2001年県の内湖再
 生という方針からビオトープ実験が行なわれ今日に至っている。これまでの幾
 多の内湖再生の取り組みの中で「びわ北小」における総合学習を通じて、次代
 を担う子ども達に生命と環境保全の大切さを教えておられることは今後の永続
 的な取り組みが大いに期待できる。 (当番記)  
61 6.9/2011
13:00-15:00
 
人間理解
(福祉・人権)
 
 聴いていますか子どもの
 声を
 〔サブテーマ〕
 今、私たちにできることは 
 谷口久美子
〔社会福祉法人「しが
 夢翔会」地域支援課
 長〕 
  NPO法人CASNの理事長として、しがチャイルドライン(子供専用電
 話)を立ち上げ一人で悩んでいる子供達の話し相手として、仲間たちと共に
 子供にかかわる活動を地域で展開されている。子どもが子どもらしく育つ条
 件として「時間・空間・仲間」が必要であることを教わった。・CASNの
 活動で生きる元気を取り戻してくれる子どもたちが大勢出来ることを念願す
 るとともに、人間の人権の大切さを痛感しました。〔当番記〕   
60   6.9/2011
10:00-12:00
 社会参加
(生涯学習)
 私の元気スタイル
 〔サブテーマ〕
   仏とともに生かして
  いただく日々 
  松本 明慶
 〔大仏師・松本明慶
  工房代表〕
    17才で佛師を志され功名な佛師野崎宋慶氏に弟子入りして、技術よりも『
 口伝』を授かり佛を掘る技術は人一倍努力され、数々の個展を開催し世間の
 注目を浴びるようになる。また、京都佛像彫刻展では毎年のように知事賞お
 よび市長賞を受賞されている。日本の各地に大きな佛像を造られ、鹿児島県
 「最福寺」の弁財天座像は総高18mで世界最大級の木造佛を11年の歳月
 をかけて完成され、また、安土の観音正寺の十一面千手観音菩薩像は丈六の
 総白檀像を見事に完成されている大佛師の人生訓話を拝聴する。大佛師松本
 明慶さんがこれからも歴史に残る大きな仕事を完成されることを期待してい
 ます。〔当番記〕   
59 5.26/2011
13:00-15:00
   郷土理解
  (町づくり・地域振興)
 
  雨森芳州と生涯学習まち
 づくり
  
 平井 茂彦
 (東アジア交流ハウス
 雨森芳州庵館長)
  

  江戸時代、生涯学習の国際人として朝鮮外交に尽力した雨森芳洲。芳洲の故
 郷、長浜市高月町にある東アジア交流ハウス雨森芳洲庵の館長より、沢山の
 スライドをとおして芳洲の生涯をたどり、思想や業績などを教えて頂いた。
 以前訪れた事があるが、また訪れて深く、詳しく学びたいと思う。(当番記)
58 5.26/2011
10:00-12:00
      社会参加
(政治・経済・法律・社会)
 犯罪と非行の深層
 〔サブテーマ〕
  人はなぜ罪を犯すのか
    
 奥野 哲也
  (佛教大学教育学部
  教授)
  

  色々と社会に起きている犯罪が発生している。どの様な原因が考えられる
 か多方面より分析された資料をもとに、教えて頂いた。一般的な犯罪・非行
 の発生要因・社会環境-経済的状況、世情的要件・家庭環境-経済条件、親の
 状況 ・遺伝的要素-生物学的要素・個人的条件(知的・身体的ファンデキャ
 プ)・個人的ストレスやパフォーマンス原因は色々と考えられるが、社会構
 造が複雑になるに従い発生要因も発生件数も増加するとの事。世の中もう少
 し落ち着き、ゆとり有る社会になって欲しいと私は願っている。(当番記)

  57 5.12/2011
13:00-15:00
 人間理解
(福祉・人権)
 福祉用具で生活圏の拡大を
 〔サブテーマ〕
  福祉用具を上手に使って
 生き生きライフ
  谷  佳代
 (県社協福祉用具
 センター作業療法士) 
  私たちの年代になってくると人を介護する側、介護される側に全てがなって
 来る。健康で体力の維持をはかるのが大切なことであるが、いざ介護をする側
 になると一人一人の当たり前の生活、思いを大切にしたい。家族関係を良くし
 ておくことも必要である。時には人の手を借りたり、サービスの使い方を知り
 、困っている本人や家族に合っていること、家族がしたいと思っている場所で
 安全にスムーズに生活出来ることを考え、カマネージャーに相談し、人それぞ
 れに合った環境を整える。利用出来る制度もしっかり頭に入れておく事である
 。〔当番記〕
56 5.12/2011
10:00-12:00
    郷土理解
(町づくり・地域振興)
 
 地域の将来像とまちづくり
 〔サブテーマ〕
   地域リーダーの役割と
  その手法
  
  谷口 浩志
  (びわこ学院大学
  短期大学部教授)
  平成の大合併により地域格差が進展してきた。地域活動を見つけるには地
 域の課題を見つけ出す“力”が必要である。それには地域のリーダーとファ
 シリテーターとして、何も無い地域などない、安心と希望が人を元気にする
 。努力すれば進める道も出てくる。その為にも興味ある話題で若者の感性を
 引き出す。100年!!先を見て。〔当番記〕
55   4.28/2011
10:00-15:00
    社会参加
(ボランティア・自己実現)
地域活動体験学習報告会   森川  稔
 (滋賀県立大学人間
 文化学部准教授)
 

    
    開会の挨拶をされる  来賓祝辞を代読さ      第32期地域文化学科
  百田地域活動委員長
  れる奥村先生       地域活動体験学習発表会風景

    
          
      第32期地域文化学科             各学科発表の講評を
           地域活動体験学習発表会風景           森川 稔先生


  米原校全学科生出席のもと、32期生地域活動体験学習報告会が開催されました。最初の園芸学
 科では、ノミネート6件の内から互選会にて3件選ばれたという激戦の上での発表は素晴らしい報
 告でした。特にトンボとその仲間たちの「新旭町のさくら守」は独自に設立され、3年に及ぶ活動
 の成果が今年開花した、私も、今年の開花調査から参加させていただきました。生活科学学科では
 「サロン立ち上げ」これも独自に設立された頼もしい地域活動だと思いました。それから「生きが
 いを求めて」では、仲間づくりは努力して作るべき、には思わず頷いていました。地域文化学科で
 は、私なりには発表の流れに5W1Hが的確に網羅されていたと思いますし継続したい旨も表記し
 ていましたが、森川先生のご指摘のとおり、やはり「継続」を強く求められました。健康レクレー
 ション学科では、「子育て支援」の「挨拶は心の花束をつなぐ」という言葉、「かじやの新兵衛」
 との出会いとその後で、NPO法人の採算性を取り上げておられるのを聞き、頷いていました。「
 あったか弁当」の70歳以上独居者・80歳以上の世帯に、というのを聞き、人毎には思えません
 でした。森川先生の講評で、やはり独自性の2件を誉めたたえられていました。特に相手が求めて
 いるものを手伝い・仲間づくり・安全面の配慮・役割分担・継続の大切さ・レイ大で学んだことの
 活用を持ち地域への恩返しをする。・・・地域の担い手となるように無理せず気軽に活動したいと
 思いました。〔当番記〕
   54    4.22/2011
14:00-16:00
 
郷土理解
(文化・芸術) 
 
  第19回南座歌舞伎鑑賞教室
   1.研修場所 京都四条南座
   2.内 容
     ・解説「南座と歌舞伎」 桂九雀
     ・「釣 女」      片岡 亀蔵
                 上村吉弥他

歌舞伎舞踊
「釣女」
  伝統芸能の歌舞伎の約束事や南座の歴史など、落語家の桂九雀氏よりやさし
 く解説いただいた。また、出演者の表情・手足の動きと静止、声・台詞の抑揚
 そして衣装の見事さに感銘を受けた。なかでも、上村吉太郎は幼い時からの絶
 え間ない稽古と磨き上げられた立ち居振る舞いで、見事に恵比寿三郎を演じ愛
 おしささえ感じた。公演終了後、京都四条のとある店で今後の地域活動の在り
 方等について熱く語り合い散会した。〔当番記〕
   
      
    京都四条南座     歌舞伎公演前風景   歌舞伎鑑賞後の反省会 
53    4.14/2011
13:00-15:00
  
 
 人間理解
(福祉・人権)
 認知症について
 〔サブテーマ〕
   自分の町で暮らし
  続けるために
   
 大江 芳征
  (「湖青福祉会」
  ケアハウス施設長)
 
  「認知症」は頭の中で起きる病気で体験のすべてを忘れるが、心の病気では
 ないことと、脳の老化で体験の一部を忘れる「もの忘れ」との違いが理解でき
 ました。そして認知症であるかどうかは先ず話を聞いてもらうこと、出来るだ
 け早く専門医の診察を受けることが重要。「今から認知症について正しい知識
 を身につけ認知症の家族に関わり始めることが自分の町で暮らし続けるための
 第1歩だ」と言われる大江芳征先生のお話を謹聴しました。〔当番記〕 
  
52   4.14/2011
10:00-12:00
 
  
     郷土理解
(自然・歴史・文化・芸術)
 浅井三姉妹の生涯
 〔サブテーマ〕
   茶々・初・江が果た
  した各々の役割
   
 畑 裕子
  (作家)
 
    今日は戦国で最も華麗な女系譜を描いた浅井三姉妹の生涯についてのお話で
 す。茶々・初・江が果たした役割は夫々置かれた立場によって異なりましたが
 、その背景として、織田浅井同盟の破綻によるお市の決断・豊臣政権の世継ぎ
 の母となった淀殿(茶々)の初と江に託したもの・初や江の淀殿(茶々)に対する
 思いなどについて分かりやすい解説でした。特に3度の政略結婚を経て、子孫
 は天皇家・公家・武家すべての最高位についた崇源院江の活躍は流石織田・浅
 井の血筋なのだと理解しました。〔当番記〕
   
 51  4.7/2011
13:00-15:00
  
      社会参加
(ボランティア・自己実現)
 市民が担う持続可能社会
 〔サブテーマ〕
   里山学の進め
  
 丸山 徳次
  (龍谷大学文学部
  教授)
   丸山先生が哲学・倫理学専門であるのを割り引いても、講義前半の「持続可能
 な社会」については、内容が難しかったのか、難しく感じたのか、私個人的には訴
 える(心に残る)ものが少なく感じた。唯一東北大震災でのオール電化の弱さ⇒
 今後はガス・電気・プロパンの組合せ利用が重要。原子力(炉)の危険性は、太陽光
 や風力発電への切換えに繋がる。等は納得できた。次の里山学では、龍谷大学裏
 の森が里山として育てられている事を理解した。〔当番記〕
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4.7/2011
10:00-12:00
社会参加
(地方自治)
 
  滋賀県政の課題と展望    嘉田由紀子
  (滋賀県知事)
   <はじめに>
  今回は嘉田滋賀県知事講話のため、草津校との合同学習となった。また、同窓
 会の方々も多数参加され約650人が受講した。「滋賀県政の課題と展望」全般
 について、直接知事の言葉でお聞きした。3部構成で話しされた。後日 県のH
 P(県政情報?)に掲載とのこと。
  1.第1部「住み心地日本一の滋賀」の実現を目指して
    ・県の基本構想における「8つの未来戦略プロジェクト」が話しされたが
    、字が細かくHPで確認が必要
    ・心に残ったのは、「住み心地日本一」であり「住みよさ日本一」ではない。
    「マザーレイク21計画=琵琶湖総合保全整備計画」では“魚が田んぼに
    上ってくる”誰もが自然の姿で見る河川整備を推進する。
  2.第2部「滋賀の医療と福祉を考える~医療福祉・在宅医療(在宅看取り)~
    ・人間最後には死を迎えるが、誰もが望む「自宅看護、医者の往診受、家族
    死亡見届」を目指したい。
  3.第3部「地域の支え合い」
    ・災害発生時、空き地等に「かまどベンチ」を設置しておけば、炊き出しも
    容易。各地補助金で設置可。
    ・昭和56年以前の木造住宅は耐震診断が必要。無料診断をPRするも
    実施率低い。もっと関心を。  〔当番記〕