46期健康づくり学科  
基礎講座

 
 
 年月日  
2025年3月13日(木)午後  
テーマ  
近江の古墳と楽しみ方
~築き方法の痕跡を観察してみる~
 
講師  
京都橘大学
名誉教授
ー瀬 和夫
 
記録  

1.地山古墳と椿山古墳(栗東市)

前方後円墳のホタテ貝型をしている(四角い墳丘が短い)。6~7世紀のものと考えられ、横穴式石室があり、家型石棺がある。石室の石は、阿蘇(現在の熊本県)の馬門石(まかどいし)であることから、東シナ海から関門海峡を経て瀬戸内海、淀川、宇治川、琵琶湖を船で運んだと考えられる。

2.大岩山古墳群(野洲市)

この古墳群は、6世紀中~後期のもので、石室を見ることのできるものもある。このころになると、地盤の硬い場所を傾斜をつけて上から石を滑らせて運んだと考えられる。いくつかの古墳が集中しており、1日で見て回ることができる。