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春の樹木管理
伊吹薬草の里文化センター(実習)
(北村 正隆 先生)
レイカディア大学
彦根キャンパス
園芸科44期生
広報部会編集
更新日:令和5年5月9日

今日は、薬草の里文化センターで春の樹木管理実習を行いました。
天候も良く、時折風が強く吹きましたが、それが作業をするうえで、暑くも寒くも無い
ちょうどよい体感温度でした。
サポートの会のみなさんに、親切かつ的確な指導をしていただきながら進めました。
けが等なく、無事に剪定学習は終了しました。
【伊吹山】  【サポートの会の方】

  前回3月8日、校外学習:きゃんせの森にて、北村先生は下記のようにお話されました。

    ★剪定の考え方は・・・

 なんのために剪定を行うのか、明確な意志を持って剪定にあたる

 この樹木をどうしたいのか?風通しを良くしたいのか?全ての葉っぱに日光があたるようにしたいのか?

 不要な枝(徒長枝、交叉枝、平行枝、内向枝など)を除去(抜く)して、樹形を整えたいのか?

 1年前、3年前、5年前の状態に切り戻し剪定をして全体をコンパクトにしたいのか?

 公園での見通しをよくするように透かし剪定を行うのか?

 花芽を出来るだけ残して、
花をたくさん咲かせたいのか?・・・・・・等

  ◎作業を進めていくと、各班から、
     「どこ切るの?」とか「あースッキリね」とかという言葉か聞こえてきます。

        今一度、剪定の考え方の基本にもどろう・・・

   =名言=
        『剪定とは、「切る」ことでない。
             剪定とは、「戻す、抜く、」ことである。
                  そして「少し切る」』

                                            ~北村正隆 先生

【先生と学生の会話動画(YouTubeリンク)】

◎大きな樹木は、全体を見てどのようにしたいかを検討し、そして剪定する人、
下から数人で指示をする人が必要だと感じました。

※掲載の写真は剪定実習風景
【女性の方も活発に剪定を】

★☆★ 三脚の使用は十分に注意を。天板の上には立たないように!!!

【剪定前】 【剪定中】 【剪定後】

◎珍しい樹木を見つけました。
  
初めて見た『ハンカチの木』です。

ハンカチノキ(学名:Davidia involucrata)はミズキ科(分類体系よって異なる。下記参照)の落葉高木。中国の四川省・雲南省付近原産。属名のダビディア (Davidia) で呼ばれることも多い。

花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」や「幽霊の木」などと呼ばれる。
英語では"Handkerchief tree"、"Ghost tree"、"Dove tree"(鳩の木)などという。